16日、リブリン大統領は、正式に青白党ベニー・ガンツ氏に連立政権たちあげを指名した。ガンツ氏は、28日以内に国会過半数に達する連立政権を立ち上げるべく、各党との交渉に入る。
これに先立ち、リブリン大統領は、ガンツ氏とネタニヤフ首相を同時招集し、4回目の選挙はありえないことを伝え、2人が協力して、統一政権を立ち上げるということが、国民の願いであると伝えた。
ガンツ氏は、「数日以内に、”愛国的”な”多数派”政府を立ち上げる。」との意向を表明している。
その後、クネセト(国会)では、第23国会の就任式が行われた。しかし、現在、10人以上の集会が禁止されていることから、大統領による就任の宣言は、リブリン大統領、エデルステイン国会議長、ネタニヤフ首相、ガンツ氏の4人しかいない、からっぽの国会の中で行われた。
リブリン大統領は次のように述べた。
”今の政治危機は、リアルで深刻で、私たちを2分したままになっている。今ここにいる人々は同じで、他に行くところがないからだ(選挙結果はいつも同じになる)。民主主義によれば、指導者が変わることはありうるが、人々は変わらない。結局、私たちは共に住んでいる。この人々にどうか政府を与えてやってほしい。”
エデルステイン国会議長も、ガンツ氏とネタニヤフ首相に、「緊急の統一政権が必要だ。」と述べた。3人(大統領以外)は、就任の宣誓を述べた。
この後、残りの議員、計120人は3人づつ、次々にからっぽの国会に入り、それぞれ就任の宣誓を行った。
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