過ぎ越しの祭りで海外旅行するイスラエル人 2016.4.11

今年の過ぎ越しの祭りは、4月21日に始まり、大学や、学校などの教育機関の他、大手企業でも1週間にのぼるゴールデンウィークとなる。しかし、過ぎ越し関連の海外旅行はすでに始まっている。

具体的な数字は不明だが、過ぎ越しの前に旅行をすませ、過ぎ越期間中はやはり、イスラエルで家族とともに過ごす計画という人々の話をいくつか聞いた。

渡航先は、平和な時であればトルコや、シナイ半島が近場で人気だった。しかし、3月にトルコに旅行中のイスラエル人グループがテロの犠牲となり、その後もテロが続いているため、イスラエル政府は旅行はもとより、今トルコにいるイスラエル人にも、早く帰国するよう、勧告している。

ヨーロッパでもテロの厳戒態勢が続いていることもあり、イスラエル人ツアーグループが向っている先の一つが日本である。特に今は、桜を見たいということで、複数のイスラエル人が多数来日していると聞いている。主な訪問先は、おなじみ東京、京都、奈良、たまに広島。

この他、ペルーなど中南米にトレッキングに出かけるイスラエル人も少なくないが、最近事故で2人が亡くなるというニュースが届いている。

これから本格的な過ぎ越し海外旅行シーズンにむけて、世界各地に出て行くイスラエル人ツアーや単独バックパッカーの若者たちが事故やテロから守られるようとりなしに覚えていただければと思う。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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