民主党副大統領候補カマラ・ハリス氏とユダヤ人の関係 2020.8.26

カマラ・ハリス上院議員 出展:AIPAC

8月11日に正式に民主党大統領候補ジョー・バイデン氏から副大統領候補に指名された、カマラ・ハリス氏(55)カイフォルニアの次席上院議員。アメリカ史上、初の黒人女性副大統領候補である。

ハリス氏は、ジャマイカ系の父と、インド系の母を持つ黒人で、黒人票を期待できるだけでなく、左派ではあるが、ユダヤ人の夫にもち、親イスラエル派とされ、トランプ大統領の支持層であるユダヤ人票、キリスト教福音派層の票が流れる可能性もあると指摘されている。ハリス氏とは、どんな人物なのか。

1)夫はユダヤ人

カマラ・ハリス氏自身はユダヤ人でもユダヤ教とでもないが、2014年、49歳の時に初婚で、ユダヤ人のダグラス・エモーフ氏と結婚した。エモーフ氏には、先妻との間に2人の子供があるという。

ハリス氏は、元カリフォルニア州検事、サンフランシスコ地方検事を務め、その後2016年から政界入りしている。

翌年2017年のAIPAC(強力なユダヤ人ロビー団体)の年次集会では、ユダヤ人家庭で普通に行っているイスラエルへの献金箱を知っていたと語り注目された。また、パレスチナ問題については、左派特有のイスラエルへの圧力ではなく、両者の話し合いを支持すると述べている。

2)反ユダヤ主義と戦う姿勢

ハリス氏は、反ユダヤ主義を含むヘイトクライムとの戦いに積極的だった。2012年には、サンフランシスコで、宗教によるヘイトクライムを調査する部門を立ちあげ、ユダヤ教徒に対するヘイトクライムが、最も深刻だと報告。上院で、拘束力はないが、ユダヤ人保護グループの要請で、宗教を基にしたヘイトクライムに関する法を可決させた。

3)ユダヤ人シニア議員からの推奨

2016年、ハリス氏が次席上院議員になる際、推薦したシニア上院議員2人は、バーバラ・ボクサー氏、ダイアン・フェインステイン氏で、2人ともユダヤ人女性議員であった。

www.jweekly.com/2020/08/11/5-jewish-things-to-know-about-kamala-harris/

カマラ・ハリス氏が副大統領候補になることについて、カリフォルニアのベイエリアと呼ばれるユダヤ人居住区のユダヤ人指導者たちは、ハリス氏は長年知っているとして、ユダヤ人にとってはよい選択だとの見方を表明した。

www.jweekly.com/2020/08/13/mamala-harris-is-good-for-the-jews-say-bay-area-jewish-leaders-who-have-known-her-for-years/

石堂ゆみ

石堂ゆみ

ジャーナリスト、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイド、イスラエル政府公認ガイドとして活動しています。 イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて18年。学校・企業・教会などで講演して15年になります。