来週から春の”巡礼”ウイーク 2017.4.8

中東・シリア情勢が緊迫する中、イスラエル、エルサレムでは、来週から春の巡礼ウイークが始まる。

すでにエルサレム市内は、過越の祭直前で、オープンマーケットのマハネイ・ヤフダも、市内スーパーマーケットも大混雑になっている。

ユダヤ教・過越の例祭は、10日日没から、17日日没まで。同時に、キリスト教徒のイースターウィークも9日から17日までで、エルサレム、特に旧市街も、すでにそうとう混み合っている

旧市街では、2日、ユダヤ人をねらったナイフによるテロが発生している。国際情勢が緊迫していることもあり、イスラエルは特にエルサレムの警戒体制を強化する。来週、配置される治安部隊は3500人。防犯カメラは旧市街だけで400箇所にのぼるという。

www.israeltoday.co.il/NewsItem/tabid/178/nid/31388/Default.aspx

特に人出の多い日は以下の通り。

①9日(日):オリーブ山(ベテパゲ)から旧市街への「しゅろの行進」:世界中のキリスト教徒が群衆となってやしの葉をもって歩く。

②13日(木):嘆きの壁:ユダヤ教の祭司の祝福の日:キリスト教徒(正教会)が聖墳墓教会で足洗の儀式:10万人予想

③14日(金):ビア・ドロローサ:キリスト教徒の群衆が、聖墳墓教会までビア・ドロローサを歩く

⑤15日(土):聖墳墓教会で、ホーリーファイヤー(正教会儀式):聖墳墓教会から聖なる火を受け取る儀式 5万人予想

⑥16日(日):園の墓(ダマスカス門近く):欧米系プロテスタントがサンライズ集会を行う

来週の治安に備え訓練するイスラエル軍の様子。日本では軍といえば敬遠される傾向にあるが、イスラエルにいると、彼らの存在は、非常にありがたく感じる。

www.jpost.com/Israel-News/IDF-holds-major-West-Bank-drill-ahead-of-Passover-holiday-485627 

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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