悲しいシリアのクリスマス 2012.12.25

ダマスカスでは23日朝、パン屋さんをシリア政府軍が空爆し、パンを買うために列をなしていた人々を含めて多数が死亡した。反政府勢力は90人死亡と主張しているが、正確な数字は不明。

シリアのキリスト教徒の人口は、全体の10%にのぼっていた。しかし、親アサド大統領派の人も少なくなかったため、イスラム主義の反政府勢力を恐れて、すでに多くが国外難民となっている。

シリア国内にとどまっている者も、物価が2-3倍と高騰が続いており、食料すら買えないのが現実。ダマスカスの旧市街クリスチャンが多く住む地域。昨年はそれでも若干のお祝いの飾りなどもあったが、今年は全くないとBBCは伝えている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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