ユダヤ人によるテロ事件が相次いだことに対するリブリン大統領のコメントに対し、ソーシャルメディアでは大統領に対するのろいじみた脅迫文が書き込まれた。大統領府は警察に通報。現在、捜査が進められている。
大統領は、金曜、ユダヤ人過激派によるとみられるテロで1才半の息子を亡くし、もう一人の息子(4)と両親もともに重傷となっている犠牲者の病院を訪問。
謝罪するとともに、「様々なテロの苦しみを知っている国でありながら、このような(加害者になる)事件が発生したことについて、その恐ろしさにただただ恥じるばかりだった。」と語った。
リブリン大統領もその一員であるリブリン家は、1800年代からエルサレムに住んでいる由緒あるユダヤ人一族。昔から隣人のアラブ人たちとの関係を大事にしてきたことで知られる。
リブリン大統領も就任以来、アラブ人たちとの関係改善を積極的に行っている。これが気に入らないユダヤ人もいるのである。書き込みにはリブリン大統領の写真をアラファト風にアレンジし、「あなたは政府のテロリスト」とか、「ガザへ帰れ」などと書き込まれた。
書き込みの中には、「あなたは私の大統領ではない」「あなたが病気になり、悪い事が起こるように。」といったのろいまがいの書き込みや、暗殺されたラビン故首相を引き合いにした死の警告もあったという。
リブリン大統領は明日ハイファで演説するが、大統領自身がキャンセルを拒否している。
www.jpost.com/Israel-News/Police-investigating-threats-against-President-Rivlin-410889