ラナナで車突っ込みナイフ複合テロ:イスラエル人1人死亡・17人負傷 2024.1.17

https://www.timesofisrael.com/woman-killed-17-wounded-in-terrorist-car-ramming-and-stabbing-spree-in-raanana/

ラナナでテロ:イスラエル人女性1人死亡

15日、テルアビブ北部の町ラナナで、パレスチナ人2人が、3台の車を奪って、人々の中へ突っ込み、ナイフでも襲うという大規模なテロ事件を起こした。これにより、エドナ・ブルーエステインさん(79)が死亡。

子供からティーンエイジャーたちを含む17人が負傷。このうち34歳と、16歳少年が重傷。9人が中等度。6人が軽傷となっている。

テロリストは、西岸地区ヘブロン近郊出身の親族の2人で、アフマド・ジダット(25)と、その叔父、モハンマド・ジダッド(44)。2人は、違法にイスラエル国内で働いていた(スタンドの洗車)パレスチナ人だった。

アフマドとモハンマドは、15日午後1時30分、ちょうど子供たちが、学校から帰宅する時間帯に、黒いジープを止めて運転していた女性を追いだして、その車を人々の群れにつっこんだ。

次に2台目の車を奪って、再び人々の群れにつっこんだあと、ナイフで、女性を襲ったが、女性は逃げた。続いて60代の男性を倒れるまで刺した。

もう一人は、別の場所で白い車を運転していた、女性を刺して軽傷を負わせ、その車をなんども人々の間につっこませ、最後は電信柱につっこんでから、車から出て逃げようとした。死亡したエドナさんは、この一連の中で死亡していた。

テロリスト2人はまもなく逮捕された。シンベト(諜報機関)の取り調べに対し、1人は、「ガザでの戦争が始まったあと、イスラエル人を攻撃して殉教者になろうと思った。ユダヤ人を刺し殺すつもりだったが、より多くのユダヤ人を殺すために、車で突っ込むことにした。」と言っているという。

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西岸地区は爆発寸前

西岸地区情勢は実は、ガザよりも沸騰しているぐらいで、イスラエル軍とパレスチナ人の衝突が続いており、I24newsによると、この事件の前24時間の間に、パレスチナ人8人(おそらくは武装兵)が死亡していたという。10月7日以降で350人のパレスチナ人が、西岸地区で死亡している。

本日たった今入ったニュースだが、西岸地区バラタ難民キャンプで、イスラエルがドローンによる攻撃を実施。テログループの指導者3人が死亡した。国内での大規模なテロを計画していたとみられている。

石のひとりごと

ラナナでの事件は、市民1人が死亡するという、けっこう重大なテロ事件である。しかし、イスラエルでは、それどころではないのか、事件発生から2日目の今日には、もうどこのニュースサイトにも、この事件はあがっていない。おそるべし日常である。

石堂ゆみ

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。