ハイファとアシュドドに新しい民営貿易港建設へ 2013.7.4

貿易港拡大と市場の開放をもって自由競争を可能にし、イスラエルの経済を活性化させるというのがネタニヤフ首相のビジョンである。

3日、ネタニヤフ首相とラピード財務相は、ハイファとアシュドドにそれぞれ新しい貿易港を建設することを発表した。建設はそれぞれ別の会社に入札したもよう。かかる費用はそれぞれ11億ドル。

イスラエルの港は地中海に面しており、ヨーロッパとの交易には非常に便利な位置にある。すでにアメリカと中国の会社が介入に興味を示しているという。

貿易港が完成したら民営とし、今の公営一社が港を独占するシステムを廃止する。これについてストが起こることも考えられるが、ネタニヤフ首相は、イスラエルの繁栄にためには民営化は不可欠であるとして、ストは受け入れないとの決意を語っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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