カタールで行われているハマスとイスラエルの間接的交渉。19日に帰国したモサドのバルネア長官たちが、再びカタール入りし、週末には帰国した。
交渉では、人質に対して、何人、どんなパレスチナ囚人を引き渡すかで、交渉が続いていたが、今回、イスラエルが態度を軟化させ、最終的に出されたアメリカの停戦案に合意し、ハマスの返事を待つとのこと。
それによると、ハマスは、イスラエル人人質40人(女性、子供、病人、高齢者)を引き渡し、イスラエルは、800人のパレスチナ人囚人を引き渡すことになる。その中には、人質の女性兵士の代償として、100人の殺人テロリストが含まれているとのこと。
シンワルがどこにいるのかわからないなので、ハマスの返事が出てくるまでには数日かかるとみられている。ハマスとの合意に至るかどうかは、50・50とイスラエル当局はみている。
こうした状況と共に、ネタニヤフ首相は、ラファへの攻撃を行う決意を変えておらず、ガザ北部でも戦闘が続いている。そのうちシンワルを倒せば、人質も取り返せるかもしれず、イスラエルからテロリストを引き出さなくてもよくなるので、いわば時間稼ぎと見えなくもない。
Times of Israelによると、ラファ攻撃に先立って、1日2000人の民間人をガザ北部へ避難させる計画も話し合われたとの情報もある。