オバマ大統領演説:中東政策骨子 2013.9.26

国連総会ではオバマ大統領も演説を終えた。

オバマ大統領は、国連が結成されたのは、第二次世界大戦中のユダヤ人大虐殺のようなことが、二度と起こらないようにするためだったと述べ、シリアで、1000人以上がガスで虐殺されたことを、国際社会は放置してはならないと語った。

また中東政策について、イスラエルの治安を守ることがアメリカや世界の治安を守るために重要であると語った。その上で、「イランの核開発がイスラエルの存在を脅かしている。一方で、イスラエルが存在し続けるためには、パレスチナ国家の設立が欠かせない要素だ。」と語った。

つまり、オバマ政権は、①イランの核問題②パレスチナ国家設立、の二項目を、中東政策の柱にしているということである。

「もちろん、この二つだけが中東問題のすべてではない。」とオバマ氏。しかし、これらを解決することが中東問題に大きく影響するととの考えを明らかにした。イスラエルは、今後もオバマ政権が、パレスチナ問題解決へ向けて、圧力をかけてくるものと構えているようである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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