エルサレムの銃撃テロはハマスが犯行声明:犠牲者4人に 2023.12.1

n Jerusalem, Thursday.Credit: MENAHEM

ハマスが犯行声明:エルレムの銃撃テロで4人死亡

30日朝7:40、エルサレム市入り口のバス停で発生した銃撃テロは、その後、ハマス、犯行声明を出した。テロによるイスラエル人の死者は4人。負傷者は5人で、1人は重傷である。

テロリスト2人は、車から降りて、バス停にいた人々に銃撃を開始した。すぐに現場にいたガザからの休暇で非番となっていた兵士2人がテロリスト2人を射殺した。

しかし、現場には、もう一人の民間人がテロリストを撃とうとしていたため、兵士2人はこの人もテロリストと間違えて射殺してしまい、犠牲者は4人になってしまった。防犯カメラには、4人目の犠牲者が必死に「撃つな」と言っている様子も記録されている。

このテロによる死者は、リビア・ディクマンさん(24)、アシュドドのラビ・エリメレ区・ワッサーマン(73)、ハナ・イフェルガンさん(60代)。テロリストと間違われて撃たれて死亡hしたのは、ユバル・ドロン・カストルマンさん(38)だった。

テロリスト2人は、東エルサレムのツール・バフェルに住民で、ハマス所属のムラド・ネメル(38)とその兄弟イブラヒム・ネメル(30)であった。車内には、大量の武器が発見されおり、さらにテロ行為をする計画だったようである。

この2人は、ハマスに指揮下で、テロを計画していたとして、2010年と2020年にイスラエルで収監されていた。イブラヒムについては、2014年にも逮捕経験があった。

ハマスは、犯行声明を出したとき、このテロは、29日のジェニンでの戦闘でIDFに8歳と15歳の2人が殺されたことへの「復讐だとして、22人は「聖戦での殉教者である。」と述べた

イスラエル軍は、この2人の家に行き、両親2人を含む6人を連行し、事件背景の捜査を行なっている。

この同じバス停では、昨年11月23日朝に発生した2件の連続爆破テロの1件の現場だった。この時1人(16)が死亡し22人が負傷していた。

www.timesofisrael.com/explosion-at-bus-stop-near-entrance-to-jerusalem-7-injured-2-critically/

30日の朝には、ヨルダン渓谷でも車突っ込みテロが発生し、2人の予備役兵が軽傷を負っていた。ガザでの停戦が延長される中、テロがイスラエル国内に広がらないよう、とりなし

石のひとりごと

戦争が再開となり、携帯のミサイル警告がまたなり始めている。今のところは南部ガザ国境周辺やスデロットである。

ブリンケン国務長官に言われるまでもなく、イスラエルの人々ももう疲れ切っている。イスラエルでも自宅を追われた難民たちは、12万6000人。戦争が始まってから失業した人は15万7133人。12月は、クリスマスで賑わうはずの観光業はほぼストップしている。

パレスチナ人の国を作るしか解決はないという、バイデン大統領の主張は、ベテラン政治家として、非常に賢明な考え方である。しかし、はたして、ハマスという暴力扇動の勢力がなくなれば、パレスチナ人たちと、あるべき形でのウィンウィンを論議する日は来るのだろうか。

問題はそんな政治的なものではなさそうである。ハマスは宗教を土台にイスラエル全土を占領することを目標に、西岸地区にも勢力を拡大している。

アッバス議長などあっというにひっくり返されて、西岸地区もハマスが支配する事態になる可能性もある。今度はヒズボラが侵攻する準備を始めているという情報もある。今はもはや存続に関わる戦争なのである。

それを裏付けるかのように、イスラエルはハマスを殲滅させた後、ガザをどうするのかということについては、ほとんど考えてないように思う。イスラエルの神である主が、彼らを勝たせてくださることを期待する。

 

 

石堂ゆみ

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。