フランスでは現在、先進国 G7(フランス、イギリス、アメリカ、ドイツ、日本、カナダ、ドイツ、イタリア)が行われているが、緊張するイラン情勢についても話し合いが行われた。
マクロン大統領は、イランとの核合意が崩壊することは中東の戦争を意味すると懸念し、G7に先立つ23日、イランのザリフ外相と面談。核合意を維持する方向で、経済制裁の緩和などが話し合われたもようである。
フランスのマクロン大統領は、「G7は、イランに何を言うかで合意した。」と発表した。しかし、トランプ大統領は、この発表を否定。「アメリカは独自のやり方でいく。」と語った。
www.france24.com/en/20190825-macron-g7-nuclear-france-iran-trump
こうした中、イランのザリフ外相が、日曜、G7が開かれているビアリッツに招かれ、到着した。ホルムズ海峡での危機をふまえ、イランとの直接の話し合いが行われる。しかし、アメリカはザリフ外相には会わないという。
*ホルムズ海峡その後
ホルムズ海峡を通過するタンカーをイランが攻撃したり拿捕していた事件。アメリカが、タンカーを保護する有志連合の結成を呼びかけたが、これに参加すると表明する国はなく、どうも宙に浮いた感じになっている。
こうした中、イギリスが自国のタンカーを護衛するために独自の戦艦を、地域に派遣して緊張が高まっている。また、イギリスは、ジブラルタル海峡で、原油を密輸していたとして拿捕したイランのタンカーを、43日後、アメリカの意向に反して釈放。タンカーはトルコに向かっている。
www.nytimes.com/2019/08/15/world/europe/iran-gibraltar-tanker.html