先週、国連調査団が、昨年のガザでの戦争では、イスラエル、ハマス双方が戦犯に値するという調査結果を国連に提出したが、これに関する決議が、昨日、ジュネーブの国連人権保護理事会で実施された。
結果、賛成41、棄権5をもって採択された。調査は偏りがあるとして反対票を出したのは、アメリカ1国だけだった。
つまり、UNHRC(国連人権保護理事会)は、一般的にテロ組織と目されるハマスと、正式な国連加盟国である民主国家イスラエルをまったく同等の戦犯の位置においたということである。
この決議にはなんの実効力もないのだが、国際的には、イスラエルにまた一つ、黒星がついたことになる。
イスラエルのマノール国連代表は、「アンデルセンの”はだかの王様”のように、だれかが事実を指摘しなければなならない。私がその少年になる。この理事会は、分別を失っている。」と厳しく批判した。
また、ネタニヤフ首相は、次のような声明を出した。
”UNHRCは現実を見失っている。また、本気で人権保護に関心があるとは思えない。
今日、イスラエルは、シナイ半島からミサイル攻撃を受けた。ISISはエジプトに対して残虐なテロを行っている。アサド大統領は、市民を虐殺している。イランの独裁的な処刑は毎年増え続けている。
しかし、UNHRCは、テロ組織の暴力から自国民を守るための防衛しかしていないイスラエルを非難する。
イスラエルは中東にあって、安定した民主主義国家である。国際法にのっとり、すべての市民の権利を認めている。
公にテロ組織を非難することを恐れる国々は、最終的にはテロの被害者になるだろう。
これまでからも、イスラエルだけを集中して非難してきた国連人権保護理事会は、人権保護の団体とはいえない。
イスラエルの破滅を公言し、日々その市民を攻撃してくるものに対しては、イスラエルは今後も防衛活動を継続することになる。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4675903,00.html
www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/READ-Full-text-of-UNHRC-Gaza-resolution-407950