ネタニヤフ首相は、ブラジルで新しく選出されたボルソナロ大統領の就任式(1月1日)に出席するため、12月28日から6日間、イスラエルの首相としては、初めてブラジルを公式訪問している。
ボルソナロ大統領は、強力な福音派クリスチャンであることから、親イスラエルの立場を全面に押し出しており、ブラジル大使館のエルサレムへの移動を公約の一つとして掲げている。
大使館移動については、まだ未定であり、公式の発表には至っていないが、大使館の移動は時間の問題と、ネタニヤフ首相に伝えたと報じられている。また、ボルソラノ大統領は、ネタニヤフ首相の招きに応じ、2019年3月までには、イスラエルを公式訪問したいとの意思表示をしたとのこと。
今回のネタニヤフ首相のブラジル訪問は、非常な歓迎を受けた。国賓級の歓迎は、アメリカの故アイゼンハワー大統領や、英エリザベス女王なみだったという。また、記念切手が発行されたが、その中にヘブル語で「救世主」と書かれていたという。
ブラジルでは、国民の20%が福音派クリスチャンである。ネタニヤフ首相の公式訪問に伴い、福音派クリスチャン代表たちにも会い、「イスラエルにとって、福音派クリスチャンほどの友人はいない。福音派クリスチャンにとっても、イスラエルほどの友人はいない。」と語った。
<石のひとりごと>
ブラジルで、ネタニヤフ首相は、福音派パワーで大統領になった、自身も福音派クリスチャンのボルソナロ大統領の就任式に、やはり福音派クリスチャンのポンペイオ米大統領とともに座る。今こそネタニヤフ首相に、福音が伝わるよう祈るときではないだろうか。
それにしても、ブラジルやアメリカの福音派クリスチャンたちが、政治を実際に動かしている。これを全面的に支持するわけではないが。。。
日本では、クリスチャンは1%にも満たず、その中でも福音派クリスチャンは、まだごくごく一部である。しかも福音派であっても、政治に興味を持つ人はごく一部であろう。だから政治的な実質の影響力は、祈りは別として、今もまだほぼ皆無に近いと言ってもよいだろう。*クリスチャン議員の方々には敬意を表します。
日本では、福音派クリスチャンであっても、本気で国を変え、政治を動かそうとする意欲に欠ける・・・ということもまたクリスチャン人数が増えない原因の一つなのでは、などと・・・こんなことを言うと反論も買いそうなことを考えてしまった。
あくまでも石のひとりごと・・・・
2019年、日本でもクリスチャンが国の祝福となり、国を動かす力になっていく一歩になれるよう、私自身も願いはじめようと思う。