昨日は、ガザ国境での「機関へのマーチ」デモ3週目。早朝の衝突でパレスチナ人1人が死亡。この件に関するパレスチナ人の死者は33人となった。ガザからの情報によると、今回の負傷者は、少なくとも30人。
その後、一時、群衆がパレスチナの旗を掲げて、国境フェンスまで近づいてきて、緊張が広がったが、イスラエル領内に入ることはなかった。
今回の参加者は、これまでで最低の1万人。イスラエルの旗にトランプ大統領やサウジアラビアのサルマン王子をあしらった旗を燃やしたり、イスラエルの旗を踏みつけるなどが行われた。
デモの規模が縮小している理由として、世界がシリア問題で忙しく、ハマスが予想したような世界からの注目を得られないことがあげられている。西岸地区でもガザに同調するデモは発生しなかった。
<事故でパレスチナ人4人、イスラエル兵一人死亡>
ところがである。翌日の土曜、ガザ南部で爆発があり、パレスチナ人4人が死亡した。ガザの救急隊は、イスラエルの戦車砲だと言っているが、イスラエルは否定している。地元住人によると、死亡した4人は、イスラム聖戦の戦闘員であったとのこと。
イスラエル側でも、土曜深夜、イスラエル南部、シナイ半島との国境ニツァナで、ルチーンの地下トンネルに対処していた戦車が、数メートルのスロープを転がり落ち、戦車内部で火事が発生。戦車を運転していたイスラエル兵1人が死亡。2人が重傷となった。
戦車はメルカバ型で、本来ならこのぐらいのスロープでは横転しないはずだという。なぜ火災が発生したかも合わせて調査するとのこと。重傷の2人を覚えて祈られたし。