木曜夜にトランプ大統領がエルサレムはイスラエルの首都と宣言したことで、パレスチナ人たちは、明日までの3日間を「怒りの日」と宣言。ハマスやヒズボラが、イスラエルに対するインティファーダ(テロ攻撃)を呼びかけている。
今日、金曜夜、ガザからロケット弾が、イスラエル南部に飛来し、アイアンドームが2発は迎撃したものの、1時間後の2発はスデロットに着弾。駐車中の車両が被害を受けた。負傷者いないが、2人がショックで治療を受けた。
西岸地区各地でもイスラエルの治安部隊との衝突が多数発生し、パレスチナ人2人が死亡。300人が負傷したと伝えられている。
<ガザ地区>
金曜、ガザ地区では、通りを埋め尽くすようなデモが行われた。イスラエルとの国境でも、多数の若者が集まり、国境にいるイスラエル軍に投石するなどのデモ行為をおこなった。イスラエル軍が実弾で反撃。パレスチナ人2人が死亡し20-30人が負傷した。
死亡した1人は、ハマス幹部のマハル・アタラだと伝えられた。この後、ハマス指導者ハニエが暴力のエスカレートを宣言した後、ロケット弾が発射され、ガザ周辺からスデロット、アシュケロン、ネゲブでもアラームが鳴り響いた。
一回目の攻撃では、アイアンドームが2発を迎撃し、1発はガザ内部に着弾したが、2回目は、スデロット市内に着弾した。イスラエル軍は、攻撃があるごとに、ガザへ空爆や国境に駐屯する戦車が砲撃を行っている。
2回目は、スデロット市内に着弾し、被害も出たことから、イスラエルは報復攻撃を拡大する恐れがある。パレスチナ側情報によると、イスラエルの空爆でこれまでに子供6人を含む25人が負傷しているという。
今夜、住民は、シェルター近くにいるよう指示されている。
www.jpost.com/Israel-News/BREAKING-Iron-Dome-intercepts-rocket-fired-from-the-Gaza-Strip-517486
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5054033,00.html
<西岸地区各地と東エルサレム>
西岸地区では、昨日から今日にかけて、ベツレヘム、ヘブロン、ラマラと、東エルサレム旧市街周辺など30箇所で、パレスチナ人群衆デモ隊とイスラエル治安部隊との衝突が発生した。負傷者が多数でたが、死者は出ていない。
東エルサレムでは、ダマスカス門で、デモ隊と、治安部隊との衝突があった。しかし、こちらは、予想したより、規模は小さかったとの判断がなされている。*現場の様子は以下の石のひとりごとに記載
知り合いのパレスチナ人記者に聞くと、「今回は神殿の丘には影響がないので、それほど深刻ではない。こんな(子供達のデモ行為)は、間違った反応だと思う。でもガザでは大きなデモをやっている。ここ数日の様子をみないとまだわからない。
でも自治政府はアメリカを恐れていると思う。オバマならともかく、トランプはクレイジーだから、何をするかわからない。実際にパレスチナへの支援金を止めた。
(来々週来る)ペンス米副大統領もたぶん自治政府は迎えると思う。トランプには逆らえないだろう。」