イスラエル市民に最初の負傷者 2014.7.11

11日朝8時ごろより、ガザのロケット弾が、20発近く、アシュドド、アシュケロン他、南部地域に着弾していたが、そのうち一発がアシュドドのガソリンスタンドを直撃して大爆発をおこした。

火は、給油のために並んでいた車に引火。車内にいた男性が逃げられずに大やけどを負ったが命に別状はないという。ガザからのロケット弾で、イスラエル市民が負傷したのはこれが最初である。

注目すべきことに、ロケット弾が着弾した時、35000リットルのベンジンガスを搭載したタンカー車が、給油のためにこのスタンドに停車していたことである。もしこの車に引火していたら、大惨事になるところだった。

かなりの大爆発だったが、消防隊の到着で、火は速やかに鎮火され、死者はおろか、上記男性以外はだれも負傷もしなかったことは大きな奇跡だったと言われている。https://www.youtube.com/watch?v=fO4SsCuUgds

<負傷した兵士重傷へ>

10日、エシュコル地方で兵士2人が負傷したが、頭部に中等度の傷と報じられていたモルデカイ・ヤミンさんが、今朝から重篤な症状に陥り、重傷となった。(ベエルシェバの病院で治療中)

モルデカイさんは、サマリア地区イタマルの出身。イタマルでは、これまでにテロで20人の住民を失っている。イタマル住民は、町をあげてモルデカイさんの回復を祈っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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