29日、ロシアのプーチン大統領は、カザフスタンの主都アスタナにおいて、旧ソ連構成国のベラルーシとカザフスタンと共に、ユーラシア経済同盟を、2015年1月1日に発足させるという条約に調印した。
ユーラシア経済同盟とは、いわば東のEU(ヨーロッパ連合)のようなもので、将来的には、EUのような統一経済圏がもう一つできるということである。
いまのところ、アルメニアやキルギスが加盟を検討中だが、アゼルバイジャンなどエネルギー産出国は加盟しない方針とのことで先行きはまだまだ不透明。
しかし、もし実現すれば、1億7000万人、GDP2兆7000万ドルという大経済圏が誕生する。ロイターは、”狙うは「ソビエト帝国」再興か、プーチン氏が経済圏の構築加速”と銘打ってこの動きを伝えている。
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しかし、この経済同盟に大きな影響力を持つとみられるウクライナは、この動きに参加していない。ロシア経済につくのか、欧州経済につくのかで東西分裂の危機にあるからである。
しかし、ロシアはウクライナに35億ドルもの債権を握っているので余裕である。ロシア国営プロムガスによると、ウクライナは、今月分の17億ドルも入れると、計52億ドルを、6月1日までにロシアに支払う義務があるという。
ロシアは、もし期限内に借金を返済しないなら、天然ガスの供給を止めると脅迫している。欧米の支援でウクライナがこれを乗り越えられるのか、乗り越えられなかった場合どうなるのか、注目されている。