21日、化学兵器で死亡したとみられる遺体がダマスカス近郊で大量に発見された事件。身体に外傷はなく、みな眠るように死亡していたことから、おそらくサリンかVXなどの神経ガスが使われたとみられている。
反政府勢力は死者は1300人と主張するが、シリア政府は、230数人と言っている。ちょうど国連の化学兵器エキスパートがシリア入りしていたが、シリア政府は、チームが現場に入る事を拒否し続けている。
<国連安保理それでも動かず>
化学兵器であるというかなり明確な映像が送られてきているが、21日に開かれた緊急の国連安保理会議では、またもやロシアと中国の反対で「まだ化学兵器だという証拠が足りない。」という結論を出した。つまり実質的には何もしないということである。