シナイ半島に聖戦主義者数千人か 2013.8.14

先日シナイ半島にいる聖戦主義グループが、エイラットをミサイル攻撃したが、昨夜イスラエル軍はガザ地区のロケット発射地を空爆した。

エジプトの情報筋によると、政変が起こってムルシ大統領が失脚させられたのを機に、シナイ半島にイスラム主義聖戦主義者が流れ込み、数千人に達しているとの情報がある。

これらは、①武器商人のシナイ半島ベドウィン、②ガザ地区からのパレスチナ人、③イエメンやアフガニスタンから来た聖戦主義者。シリアにいるアルカイダ系グループアル・ヌスラもシナイ半島入りしている。

まず狙われているのがクリスチャン(コプト教)。祭司らが殺されて斬首。その首を遺体の上に置くというのはアル・ヌスラの特徴だという。

<エジプトで死者100人以上>

エジプト軍は、今朝からいよいよ武力で、ムルシ大統領支持派の一掃をはじめた。治安部隊がビルの上から射撃しているという。死者数は混乱しているがBBCは100人以上と報じている。さらにシナイ半島にイスラム主義者が流れ込んできそうである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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