レバノン北部とシリア国境の町で、レバノン第二の都市トリポリ(人口20万人・地図参照)で、昨日より、スンニ派イスラムと、シーア派イスラムのアラウィー派(アサド政権)が撃ち合いの戦闘をはじめた。これまでに7人が死亡。70人以上が負傷した。
トリポリは、シリアと同様、多数派のスンニ派イスラムの中に、少数のアラウィー派が住んでいる町。今回の戦闘は、昔からある軋轢に、シリア内戦が火をそそいだ形だ。
レバノンのミカリ首相は「よそ(シリア)の戦争にまきこまれないようにと警告してきた。愚かな争いは止めるように。」とトリポリの人々に呼びかけた。