イランを攻撃すべきかどうかで揺れるイスラエル政府。ハアレツ紙によると、イスラエルの防衛関係者が、ユダヤ教超正統派チーフラビ、オバディア・ヨセフ師(91)を訪れている。
オバディア師は、いわば現在の大祭司的存在。イスラエル政府は世俗派だが、イラン攻撃に関しては、オバディア氏の賛同を得たいと言う者もあれば、そうでない者もいる様子。
オバディア師は先の安息日の説教において、「今イスラエルがどんな状況におかれているか知る必要がある。今は神の前に祈るときだ。」と語ったという。
一方、野党に転向したばかりのモファズ・カディマ代表は、イラン攻撃を推進するネタニヤフ首相に対し、「イラン攻撃は、益よりも害の方が大きい。いったいなんのためにイランを攻撃するのかその理由を説明せよ。」と首相につめよったという。