16日夜、エルサレムの中心地シオン広場で、木曜夜、多数のユダヤ人の10代の少年たちが、3人のアラブ人少年(同じく10代)らに対し、罵声を浴びせて暴行を加え、一人は意識不明の重体となった。救急隊が駆けつけたときには、犯人らはすでに逃走していたが、目撃者によると、リンチのようだったという。
この前日、西岸地区ではパレスチナ人のタクシーに手榴弾が投げ入れられ、子ども2人を含む6人のパレスチナ人が負傷した。6人はエルサレムのハダッサ病院で手当を受けている。負傷者の証言によると、犯人は、キッパをつけた(ユダヤ人)若者たちだったという。
イスラエルの治安組織は全力を挙げて犯人の捜査にあたっているが、西岸地区ユダヤ人入植地の過激派であるとみられている。