トランプ大統領は、ガザで第二段階に入ると宣言。(ガザ)平和評議会を立ち上げた上で、今週にもラファ検問所(エジプトとガザ地区の間)を開放し、物資や人の出入りを可能にしようとしている。(検問所赤:黄色IDF管理地域)
1月24日(土)夜、ウィトコフ米特使と、クシュナー米上級顧問が、イスラエルに到着。ネタニヤフ首相と、ラファ検問所の件と、イランについてのミーティングを行った。
しかし、このミーティングでは、話し合うというよりは、言うことだけ言う、つまり、ラファ検問所を解放するよう、圧力をかけただけで、去っていったという感じだったようである。
というのも、ウィトコフ特使たちは、ロシアとウクライナの停戦を取り次いでいる最中で、22-23日(金)には、ダボスからモスクワに行って、プーチン大統領と数時間会談。
その後、UAE(アラブ首長国連邦)首都、アブダビで、アメリカとウクライナとロシアの3者会談が行われた。こちらも数時間。その後にエルサレムに立ち寄ったという流れである。
ウィトコフ特使らと会談後、ネタニヤフ首相は、すぐに治安閣議を開催した。しかし、閣議では意見が大きく分かれることになった。強硬右派のベン・グビル氏は、特にこれに反対した。
イスラエルは、最後の人質、グビル軍曹の遺体がまだガザから戻っていない中で、第二段階に進むことに反発している。これは明らかに約束違反なのである。
ザミール参謀総長は、グビル軍曹の家族に会い、必ず遺体は取り戻すと語っている。
イスラエル国内では、24日(土)安息日明けの夜、グビル軍曹の遺体が戻らない中で、第二段階に進むべきではないと言うデモが数千人規模で、全国で行われた。エルサレムでは、首相官邸前でデモが行われた。
国民の訴えは最もだが、しかし、イスラエルもまた、今、アメリカという同盟国を失うことはできない。ネタニヤフ首相は双方の間で、非常に難しい判断をせまられている。
こうした中、ガザでは、グビル軍曹の遺体の捜索が行われている。遺体はガザ北部の墓地にあるとみられている。
翌25日(日)、イスラエルは、グビル軍曹の遺体が見つかった後に、ラファ検問所を解放すると発表した。
どのぐらい時間がかかるのかは不明だが、アメリカは、数日で見つかると肯定的な見方をしており、週末までに、ラファ検問所に開放が可能になるとの見方を表明している。
