対イラン:IDFとCENTCOM司令官会談:トルコとカタールの出方懸念 2026.1.26

IDF Chief of Staff Lt. Gen. Eyal Zamir (left) meets with US CENTCOM chief Adm. Brad Cooper at the Israeli military's headquarters in Tel Aviv, January 24, 2026. (Israel Defense Forces)
(Mass Communication Specialist 1st Class Brian M. Wilbur/U.S. Navy via AP)

イランとアメリカ、イスラエルの間では、衝突の可能性がかなり緊迫する状況が続いている。アメリカからは、戦艦空母アブラハム・リンカーンと3隻の駆逐艦(兵力5700人)が、イランへの攻撃範囲に向かっている。

この船団は、バーレーンに配備されている米沿岸戦艦隊3隻と、ペルシャ湾海上に配備されている米海軍駆逐艦2隻に合流し、CENTCOM(中東アジア地域のアメリカ中央軍)の指揮下に入る。米FOXニュースによると、あと数日(30日金曜着?)から1週間で到着する見通しである。

こうした中、1月24日(土)、アメリカのCENTCOM(のブラッド・クーパー総司令官がイスラエルを訪問した。クーパー総司令官は、IDFのザミール参謀総長と長時間、2人だけで会談した。

Israeli and US military officials meet in Tel Aviv, January 24, 2026. (Israel Defense Forces)

また、テルアビブのキリヤ軍総司令センターでは、軍関係トップ、諜報関係トップとも会談した。その後の共同会見での報告によると、アメリカとイスラエルは、緊密な戦略的関係を強化することで合意したとのこと。

www.timesofisrael.com/centcom-chief-reportedly-to-visit-israel-on-saturday-amid-us-military-buildup-in-mideast/

イランでは、最高司令官ハメネイが地下のバンカーに避難したとの情報が出ている。また、ヒズボラが活発になっているのか、イスラエルによるヒズボラ攻撃は、毎日にように続けられている。

今後、もしアメリカとイランの衝突になった場合、イランはイスラエルへの攻撃をすると明言している。その場合は、ヒズボラの攻撃も加えて、特にイスラエル北部が危険と予想される。

IDFの北部担当司令官ラフィ・ミロ少将は、イランとの衝突になった場合、ヒズボラ、ハマスなどイラン傀儡(シーア派)が、攻めてくるので、それらに対しても警戒を高めていると語っている。

また、ミロ少将は、今、地域では、シーア派だけでなく、スンニ派勢力も強大化していることを指摘する。特に、トルコとカタールがどう出るのか。さらに混乱するシリアには超過激なジハード主義組織が多数いる。これらも便乗して攻撃してくる可能性もある。

しかし、そうなると、イスラエルとの戦闘のはずが、いつの間にか、スンニ派とシーア派のイスラム同士の争いになる可能性が見えてこなくもない。聖書には、イスラエルの敵が仲間うちすることで、イスラエルが助かるという経過はめずらしくないからである。

いかなる場合でも、主がイスラエルを見放すことはない。その確信をもってとりなしを。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。