イランからは、反政府デモを政府が鎮圧にかかった際に殺害した市民たちの数の報告が増え続けている。
イラン国内の野党系メディア、イラン・インターナショナルが、機密文書や、病院からの報告、目撃者や犠牲者家族の証言など、様々な資料から、1月25日(日)に報告したところによると、1月8日、9日の2日間だけで殺害されたデモ隊市民は、3万6000人以上だった。
死者数については、革命防衛隊の2つの報告書で、1つは3万3000人以上、もう一つは、3万6500人としているので、信憑性は低くないといえそうである。
現場では、救急車ではなく、トラック18台が、遺体を運んだという。遺体を入れる袋が不足していたと当局者が語っていたという証言もある。イランから流れてくる写真やクリップには、遺体が黒い袋に入れられて並べられている様子、そこで泣き叫ぶ人々の様子も伝えられている。
イラン・インターナショナルの報告によると、殺害のほとんどは、イラン革命防衛隊と、その民兵組織バシジによるものだった。しかし、イラクとシリアからの代理組織も殺害に加わっていたとのこと。すべてイラン最高指導者ハメネイの指示で実行されたとしている。
NYTは、ハメネイ師が、あらゆる手段でデモを鎮圧するよう指示しただけでなく、イラン当局者の話として、「容赦なく攻撃し、射殺せよ」と明確に殺害を指示したことも報告している。
www.nytimes.com/2026/01/25/world/middleeast/iran-how-crackdown-was-done.html
わずか2日間で3万人以上を殺害とは、大虐殺である。しかも殺したのは国家で、殺されたのはその国民である。こんな政府をその国民が信用できるのか。道徳的に考えても、この政府はもはや立っているべきではない。
国民の心の傷は、はかりしれない。しかし、イラン人をもっと怒らせるのは、ガザでイスラエルが虐殺していると訴えるデモは世界中で行われているのに、どういうわけか、イラン人の虐殺のためには、誰も立ち上がっていないことである。
主が正しい判決をくだされるように。
