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12月3日(水)午後3:15、ラファ東部で、ゴラニ部隊が、トンネルから出てきた戦闘員と戦闘になり、イスラエル兵5人が負傷した。
ネタニヤフ首相は、これをハマスによる合意違反だと断定。ハンユニスのハマスを標的にした空爆を行い、ハマスによると、ガザ市民含む少なくとも6人が死亡したと発表している。
なお、この一連の戦闘は、ハマスが、人質の遺体を赤十字に引き渡し、イスラエル国内に搬送されるのと同じ時間帯に行われていた。
またハンユニスで、54組が結婚する合同結婚式(別記事あり)が行われた翌日のことであった。
ラファの地下トンネルからハマス5人以上襲撃:イスラエル兵5人負傷
ガザが停戦になり、イスラエル軍がイエローラインまで撤退したが、ラファでは、ラインよりイスラエル軍側の地下にあるトンネルに、ハマスら約200人が、そのまま動けなくなったと報じられていた。
停戦から一月になり、食糧も不足しているとみえ、200人は、ばらばらに穴から時々出てきて、投降した者もあるが、イスラエル軍を攻撃して、逆に射殺されるケースも出ている。
しかし、まだ60〜80人はいるとみられており、最近、ハマス指導者と連絡を取り合っていると言われていた。ゴラニ偵察部隊は、ラファで地下トンネルとその中にいる残党を探しつつ、トンネルを破壊する作戦を行なっている。
12月3日(水)午後3:15、ゴラニ部隊は、一つの穴にいた容疑者を逮捕し、さらに捜索を続けて約30分後、突然、少なくとも5人の戦闘員が、地下トンネルから飛び出してきて、イスラエル兵たちに向かって攻撃し、銃撃戦となった。
そのうちの一人が、対戦車砲を軍用車に向かって発射し、エリートのゴラニ偵察部隊兵士4人が負傷。このうち司令官が1人重傷。2人は中等度で、1人は軽傷を負った。
テロリストは、少なくとも2人が死亡したが、3人はトンネルに逃げ込んで姿が見えなくなったとのこと。
イスラエル軍反撃でハンユニス空爆:6人死亡とハマス
その夜、ネタニヤフ首相は、カッツ国防相、ザミール参謀総長、ツィニ・シンベト諜報部長と治安関係高官たちを招集して、治安閣議を開催。明らかなハマスによる停戦合意違反だとして、強力に反撃を行うと決定した。
また、イスラエルは、ラファとエジプトをつなぐラファ検問所を開き、希望するガザ市民がエジプトへ移動できるようにする方針を示唆していたが、この計画は中止すると発表した。
その後、ハマスによると、ハンユニス西部で、アルマワシ人道地帯とも接する地域に、イスラエルの空爆があり、少なくとも6人が死亡した。イスラエルは、名前は出していないが、ハマス指導者を標的にしたと言っている。
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ガザはこんな状況だが、トランプ大統領は、詳細は出さずに、ガザでの次の段階が、まもなく始まるだろうと表明した。
石のひとりごと
ハンユニスで死亡した人が、前日結婚した人たちと関係なければよいがとも思うが、なかなかクレイジーな様相である・・。
