ガザ食料配布センターで将棋倒し20人死亡:ハマスが煽ったとGHF 2025.7.17

Palestinians carry sacks and boxes of food and humanitarian aid, unloaded from a World Food Program convoy heading to Gaza City in the northern Gaza Strip, June 16, 2025. (AP Photo/Jehad Alshrafi)

7月16日(水)、ハンユニスのGHF(アメリカの人道財団)の食糧配布センターで、食料をとりに来ていたガザ市民たちが、将棋倒しとなり、19人が死亡。1人はナイフで刺されて死亡した。

GHFは、ハマス戦闘員たちが、故意に群衆を煽って、パニックに陥らせていたと証言している。GHFによると、ここ数日、配布センターの情報が撹乱されており、閉鎖している配布センターに群衆が押し寄せるなど、混乱が発生していたという。

一方、この将棋倒しについて、イスラエルのアラブ人国会議員アフマド・ティビ氏は、Xで、イスラエルがアメリカ人を使ってしかけた罠で、ガザの人々が死んだと拡散していた。

*ガザでのイスラエル軍

イスラエル軍は最近24時間の間に120か所を攻撃。トンネルの摘発とハマスインフラの爆破も日々行われている。ガザ地区75%を管理下置くという目標は、おおむね近づいているとのこと。

また最近は、ハマスやテロ組織の司令官や、指導者たちの殺害に力が入れられている。

www.timesofisrael.com/gaza-aid-group-says-20-killed-in-crowd-crush-blames-armed-hamas-agitators/

一方、16日(水)夜、イスラエル兵2人がハマスの銃撃で重傷と負った。別の2人も中東度と軽傷とのこと。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。