
トランプ大統領が、イスラエルとイランが停戦に合意したと発表してから約4時間後、停戦発動予定の2時間前にあたる、午前5時ごろ(日本時間11時)、イスラエルでは警報がなり、続いて各地でサイレンが鳴った。
30分ぐらいなりつづけただろうか。一部はフーシ派だったが、その後イランからの弾道ミサイルが約1時間の間に少なくとも3回続いた。
その後、ベエルシェバの7階建てビルに着弾。これまでに4人の家族が死亡。少なくとも22人が負傷。このうち2人は中等度負傷。10人は軽傷だった。20人は急性不安で治療を受けていた。
MDAなどが、崩壊したアパートで負傷者がいないか必死の捜索が行われ、瓦礫の中から3人を救出した。
Footage posted to social media shows the moment of the Iranian ballistic missile strike on an apartment building in Beersheba this morning. pic.twitter.com/rTsmwe4cN7
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) June 24, 2025
なお、死亡した4人は、地下シェルターではなく、自室の強化シェルター部屋で避難していた。自宅の強化部屋は、迎撃後のミサイルの破片からは保護できるが、ミサイルの直撃の場合は、保護できないと言われている。

イスラエル軍によると、この時、イランから発射された弾道ミサイルは20発。6波に分かれて発射されていた。
このほとんどは迎撃されたが、1発がベエルシェバに着弾したとのこと。なぜ迎撃できなかったか、調査中である。
サイレンはこの後も、ハイファやテルアビブ方面でも鳴り続けた。
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*この日の経過
トランプ大統領は、イスラエルとイランの停戦合意を、23日(火)深夜01時すぎに宣言。停戦は、その6時間後の24日午前7時(日本時間13時)に発効し、24時間後の25日午前7時(日本時間13時)まで続けば、戦争終結となると宣言していた。
イスラエルは、停戦発表直後にテヘランの軍事拠点などを攻撃していた。イランからのこの一連の弾道ミサイルの攻撃は、それに対する反撃とみられる。
