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北部激戦の中60日停戦に応じるか否か:ネタニヤフ首相閣議招集
11月24日(日)、ヒズボラとイスラエルの攻撃の応酬は、これまでで最も激しい日となった。ベイルート南部の破壊は壮絶で、人々が瓦礫を掘り返そうとする動きがみられている。
イスラエルでも、各地でロケット弾や迎撃の際の破片で、ナハリヤなどで建物が大きな被害を被った。犠牲者が相次いだナハリヤでは、昨日もロケット弾による攻撃で、家屋に被害が及び、70歳の女性が重傷となった。
こうした中、アメリカがかなりネタニヤフ首相に、60日間の停戦を、何らかの脅迫とともに求めたもようで、ネタニヤフ首相はこれに応じないわけにはいかなくなっているとの報道になっている。
ネタニヤフ首相は、本日26日夜、テルアビブでのハイレベルの戦時閣議を招集しており、この時に、停戦決定になると推測されている。
しかし、ヒズボラを撃滅せず、中途半端に温存して停戦することに、右派政治家だけでなく、イスラエル北部行政からも、「まだ住民が帰宅できるほどの平穏は実現できていない」と反発が出ている。
ネタニヤフ首相としては、厳しい決定の時になる。
直前にクネセットで国会祈祷会と福音派の祈祷会(14-16:00(日本時間21時から)
テルアビブでの閣議の直前、エルサレムのクネセット(国会)では、国会議員たちによる国家祈祷会が行われる。この祈祷会には、ICJ(国際クリスチャンエンバシー)から、デービッド・パーソン氏など、クリスチャンたちの国会朝祷会メンバーも参加する。
ユーチューブでライブ配信され、どこからでも参加可能となっている。ヘブライ語については英語の字幕が出る予定とのこと。
祈祷会は14:00〜16:00で、ネタニヤフ首相がヒズボラとの停戦を決定する閣議は、17:30からである。
このタイミングからも、主催者はネタニヤフ首相の決断を特に覚えて導きを祈るとのこと。