国連では、11月20日(水)、イスラエルとハマスに、ガザでの恒久的な停戦を命じる決議案の採択が行われた。ガザでの停戦決議が採択されるのは、4回目である。
決議案には、人道支援物資搬入増加と、パレスチナ人を飢餓に陥れることへの非難も盛り込まれていたが、なんと、人質解放という条件は盛り込まれていなかった。
このため、アメリカが拒否権を発動。決議案は否決となり、イスラエルに、人質奪回を諦めさせるような停戦義務が発生することは避けられた。
しかし、アメリカ以外の加盟国14カ国と、オブザーバーの10カ国もこれに賛成票を投じていたとのこと。これは言い換えれば、世界は、イスラエルの人質の救出を無視しているということである。
イスラエルは、ガザ市民を意図的に飢餓状態に陥れているのではないと繰り返し主張し続けている。
アメリカはこれに懸念を表明しつつも、その点に、イスラエルにだけ責任があると非難するには至っていない。アメリカに感謝。。