イスラエル軍は10日、ガザ北部ジャバリアで押収したPCの中にあった、ガザのハマスによる拷問、ガザ市民への尋問室とその中の様子の映像(2018〜2020年)を公開した。
拷問を受ける人は、手や足を縛られて吊るされている。長時間に及んでいる様子で、時に殴られたり蹴られたりしている。電気ショックや、皮膚にプラスティックを溶かすなどの拷問も行われていたという。結果的に死亡する人もいたという。
ハマスはこの拷問施設を、ガザ市民を「中立(無所属)」「支持者(ハマス)」「敵(ファタハとイスラム聖戦)」に分け、忠誠と裏切りを見分けるのに使っていた。特にシンワルは、協力者か否かに非常にこだわっていたという。
ハマスに逮捕され、拷問されたあと、ガザから逃亡したハムザ・ハウディさん(27)は、ハマスは、ハマスが求めるような自白をするまで、拷問をやめないと証言している。
2022年の時点で、国連人権問題部門で、ハマスが政治的だけでなく、人権活動家や、LGBTQなど、ハマスと意見を異にする人々への拷問をおこなっていることが問題になっていたのであった。
こうした拷問の経験のあるガザの弁護士によると、これは、ガザ市民の間では、皆が知っている現状とのこと。ガザ市民が恐怖で支配されていたことを示唆するものである。
www.ynetnews.com/article/r190011h0111x#autoplay
www.timesofisrael.com/israel-publishes-footage-of-hamas-torturing-palestinian-detainees-in-gaza/
石のひとりごと
結局のところ、ガザからハマスを追放することは、イスラエルだけでなく、ガザ市民、また世界にとっても益になることなのだろう。親パレスチナの人々は、こうした現状を知っているのかと思わされる。