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レバノンのヒズボラ拠点160か所攻撃
昨年、ハマスがイスラエル南部に侵攻して、残虐に1200人を殺害し、251人を拉致していったのは、ユダヤ教の秋の例祭の最終日、シムハット・トーラーが始まった早朝であった。
このため、イスラエルでは、今年のシムハット・トーラー(10月23日日没から24日)ハマスやヒズボラが、この日を狙ってまた攻撃をしかけてくるのではないかと、各地で警戒体制を強化していた。
一方、イスラエル軍は、この日もレバノン南部国境付近での地上戦とともに、ベイルートの主に南部ダヒヤへの空爆と続けている。以下は着弾するロケット弾と崩壊するビルの様子。
ベイルートでは、ヒズボラと関連があると見られているテレビ局への攻撃も行われていた。レバノン側によると、1人が死亡。子供を含む複数の人々が負傷したとのこと。事前に警告はなかったと言っているが、関係者はほぼ避難していたもようである。
またこの日、新たに地中海沿いのタイヤでの空爆も実施した。IDFによると、23日、陸空軍協調の中、160箇所を攻撃したとのこと。
南レバノン国境周辺でも戦闘が続けられており、モスクの中に、対戦車砲など大量の武器が保管されていた倉庫がみつかった。イスラエル軍によると、22-23日の戦闘で、ヒズボラ戦闘員70人が死亡したとのこと。
The IDF says troops operating in southern Lebanon uncovered a cache of weapons in a mosque.
Reservists of the Iron First Armored Brigade found ammunition and a recoilless rifle outside the mosque, while inside they located RPGs,sniper rifles, anti-tank missiles, and other… pic.twitter.com/V4RwRmQoMC
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) October 23, 2024
イスラエルへの攻撃135発
一方、この日だけで、テルアビブやイスラエル北部に向けて、発射されたロケット弾は135発。死傷者の報告はない。
しかし、西岸地区の防護壁近くのパレスチナ人の村であるラス・アティヤに着弾して、パレスチナ人1人が軽症を負ったとのこと。