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カイザリヤのネタニヤフ首相私邸にドローン攻撃
19日(土)早朝、レバノンから3機のドローンが発射された。2機は、ナハリヤ上空で撃墜されたが、1機はそのまま進んで、サイレンが鳴らないまま、カイザリヤのネタニヤフ首相の私邸(公式首相官邸はエルサレムにある)に近づき、着弾した。邸宅そのものへの着弾ではないようだが、被害の実際は不明。
この時、ネタニヤフ首相と家族はいなかったため、全員無事だった。周辺地域への物損も発生したが、死傷者は出ていない。周辺には、ローマ帝国時代のヘロデ大王に関係する非常に重要な遺跡がある地域でもあった。
残っているビデオによると、このドローンは不思議な動きをしていた他、なぜ3機目はサイレンが鳴らないまま着弾したのかなど不明点が多い。イスラエル軍が調査を行なっている。
ネタニヤフ首相はイランの責任を指摘
ネタニヤフ首相は、その後、安息日ではあったが、SNS上にコメントを発表。自身を暗殺しようとしたイランの企ては、致命的なミスだった延べ、ヒズボラではなく、イランにその責任があると指摘した。短いクリップに映るネタニヤフ首相は、イスラエル人を残虐に殺し、女性をレイプしたテロリストの首謀者、シンワルを殺したと述べ、イランとその他のテロ集団との戦いは続ける、我々は必ず勝つと述べた。
気を変えるということはありうるかと聞かれると、「ない」とはっきり言い切っている。
🚨Netanyahu's response to the drone attack that hit his private residence earlier today: pic.twitter.com/dCm2uJuFMT
— Barak Ravid (@BarakRavid) October 19, 2024
イランは直接の関連を回避
この攻撃について、イランは20日、「イランはすでにイスラエルへの対応を終えている(10月1日のミサイル攻撃?)」として、ネタニヤフ首相官邸への攻撃は、ヒズボラによるものであり、イランは関係していないと、関与を否定した。
今回は、ヒズボラによるものだったかもしれないが、ネタニヤフ首相がイランを非難したのは、もうすぐ予定しているイランへのなんらかの攻撃の正当性を高めようとしているのではないかとの分析もある。
イラン攻撃はどうなった?:イラン攻撃計画書?リーク問題
イスラエルがイランへ反撃すると言ってからもう2週間以上になるが、まだ実施されていない。そうした中、アメリカの極秘とされるイラン攻撃計画に関する情報が、18日、ネットのテレグラムで、に漏洩し始めた。
書類は、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリスとアメリカの5カ国しか閲覧できないとされる印がついており、かなりの極秘文書であったとみられている。
その信憑性について、アメリカは、本物であることを認めると発表した。どのように漏洩したのか、またこれがイスラエルに影響を及ぼすのかは不明である。
edition.cnn.com/2024/10/19/politics/us-israel-iran-intelligence-documents/index.html
石のひとりごと
戦争となると、水面下で実に深く闇の中でのやりとりがあるのだろう。どちらがより正義ということはない。それらをすべて見透かしておられる主に、双方に多くの命が失われる戦争を回避させてくださるよう、祈る。
結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。(聖書・伝道の書12:13-14)