ガザでは、ハマスが各地でまた勢力を回復しつつある。イスラエル軍は、ヨム・キプールの日の12日にも、ガザ全域で、住民避難を促しながら、ハマス関連地点80カ所への攻撃を実施した。特にジャバリヤでの攻撃は激しく、ハマス戦闘員20人が死亡したとみられている。
ハマスはそれでもアシュケロン方面はロケット弾を発射した。迎撃されて被害は報告されていない。
これに先立つ11日になるが、ガザ地区ラファでの戦闘に加わっていた戦車隊指揮官のイタイ・フォーゲル二等軍曹(22)が、作戦実施中に死亡していたことが報告された。
フォーゲル軍曹のいとこは、この8月にジェニンでの戦闘で死亡したエルカナ・ナボン二等軍曹である。
フォーゲル軍曹の家族、特に彼の祖母は2ヶ月弱の間に、2人の孫を失ったことになる。
www.timesofisrael.com/idf-soldier-killed-in-southern-gaza-as-fighting-intensifies-around-jabaliya/
戦闘がガザ全域で行われていることから、特に北部にいるガザ市民たち(40万人ほどか)は、ガザには安全なところはないとして、もはや警告を受けても動かなくなっているという。
またハマスが学校や病院に拠点を立ち上げていることから、そういう場所への攻撃が続いており、市民への被害も増えている。世界の非難がさらにイスラエルに向いている。
ガザ北部では特に人道支援物資が届かなくなっているところもあり、病院では燃料不足にも陥っている。人道状況は悲惨を通り越し始めていると、アメリカが警告を発している。
こうした中、北部では、ポリオ予防接種の試みが予定されている。実施できるかどうかは見通しがたっていない。
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