西岸地区ツルカレム戦闘機による空爆で地域のハマス最高幹部含む18人死亡 2024.10.4

A Palestinian man inspects the damage at the site of an Israeli air strike in Tul Karm in the West Bank on Friday.Credit: Raneen Sawafta/Reuters

イスラエル軍は3日、西岸地区のツルカレムに対し、これまでになく激しい戦闘機による空爆を実施。パレスチナ自治政府保健省によると、少なくとも18人が死亡した。

西岸地区への攻撃はドローンやヘリコプターによるものがほとんどで、戦闘機による攻撃は、異例である。

イスラエル軍によると、この攻撃は、ツルかレムのハマスの最高司令官ザヒ・ヤセル・アブド・アル・ラゼク・オウフィと数人のハマスを標的にした攻撃だった。

オウフィは、ハマスのネットワークの首謀者であり、テロ攻撃を首謀してきた幹部である。今も間近に、イスラエル人に対する大きなテロ攻撃を計画していたとイスラエル軍は報告している。

西岸地区の戦闘は、ガザやヒズボラよりも激しいといえるかもしれない。10月7日以降に発生したイスラエル軍との衝突で、716人以上のパレスチナ人が死亡している。

www.timesofisrael.com/at-least-18-said-killed-in-tulkarem-airstrike-on-head-of-local-hamas-terror-network/

一方、イスラエル側では、治安部隊も含めて40人が死亡している。国際社会からは、スラエルの攻撃は、アンバランスだとして避難する声もあるが、パレスチナ側で死亡しているのは、多くが戦闘員で、市民の死者は、戦闘員の盾にされていたことや、危険地域にいたことも覚えなければならない。

一方イスラエルは、市民を守るために最大の警護を行っているので、今の所市民の死者は、最小限だということである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。