テルアビブへ地対地ミサイル:これまでで初めて
24日、イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートへの5回目の攻撃を実施し、ヒズボラのミサイル担当最高指揮官らが死亡。ヒズボラがイスラエルに向けて300発のロケット弾を発射し、イスラエル軍もベイルート南部の武器庫への攻撃を再開した。
するとその数時間後の25日朝6時半、ヒズボラが、テルアビブに向けて地対地ミサイルを発射した。サイレンは、テルアビブとラマットガンやその周辺地域、ナハリヤでも発動した。
イスラエルは、ダビデの投げ縄と呼ばれる迎撃ミサイルでこれを迎撃し、被害はなかった。
ヒズボラは、通信機器爆発を指揮した諜報機関モサド本部を標的にしたと発表したが、イスラエル軍はこれを否定している。
テルアビブはイスラエル最大の近代都市である。テルアビブを標的にしただけでなく、地対地ミサイルを使ったことは初めてだった。
この後、イスラエル軍は、レバノン南部のヒズボラ武器庫への攻撃を再開した。
すると続いて、テルアビブに近いジカロン・ヤアコブや、ヨクニアム・イリットなどでもサイレンが鳴った。
ヒズボラは攻撃の範囲を徐々に拡大するとともに、市民の居住地への攻撃を実施している。イスラエル人に恐怖を与えようとしているようだとIDF報道官は言っていた。