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イスラエルとヒズボラの攻撃の応酬がエスカレートしつつある。
土曜から日曜にかけて、イスラエルはヒズボラのロケット弾発射地を空爆、ヒズボラは、イスラエル北部、3大都市ハイファ周辺にまでロケット弾を発射。
キリアット・ビアリクでは、着弾して家屋や車が破損した。
イスラエル軍ヒズボラロケット発射地400か所空爆・ミサイル数千発破壊
21日土曜日、イスラエル軍は何回かの波に分けてレバノン国内ヒズボラのロケット発射施設290か所を空爆。
夜にも110カ所への空爆を行ない、この日だけで、ミサイル発射地400か所を破壊した。これに伴い、数千発のミサイルも破壊した。
イスラエル軍は、ミサイル発射準備が整っていた発射地の大部分は破壊したと、イスラエル軍はみている。
しかし、IDFのハガリ報道官によると、ヒズボラが、イスラエルへの大規模なロケット攻撃を準備していることも確認できたとして、今後も、ヒズボラを弱体し解体するまで攻撃はやめないと表明した。
ヒズボラからの反撃が予想されたため、イスラエル航空当局は、21日朝から24時間、ハイファ北ハデラ上空の空域を閉鎖すると発表した。ただし、ベン・グリオン空港への出入りは継続されていた。
ハイファからイズレエル平原深くまでヒズボラのロケット弾攻撃続く:キリアット・ビアリクに着弾も
21日土曜、上記イスラエルの攻撃中、ヒズボラは、午後2時に25発をキリアット・シモナ周辺へ、その約1時間後に、10発がアラブ人のアル・アラミシェと、25発がゴラン高原へ発射した。
さらに、午後3時19分に30発が上ガリラヤ地方へ発射した。
計100発近くが発射されたが、ほとんどは迎撃し、一部建物の破損や山火事は発生したが、負傷者は出なかった。
その後、22日日曜に入り、午前1時、5時と2回、計24発のロケット弾を、イズレエル平原に向けて発射した。
ハイファ上空を飛ぶロケット弾の様子が伝えられ、サイレンは、ハイファ、アッコ、ナザレ、アフラ、下ガリラや地方(ガリラヤ湖周辺)で発動した。
迎撃ミサイルが、全部迎撃したが、一部破片が落ちて屋根が破損し、6人が負傷した。中東度男性3人(76、70)と16歳少女を含む4人が軽傷とのこと。
ベイト・シェアリムでは、牧場の屋根が大きく破損し、下にいた牛が15頭死亡した。
www.ynetnews.com/article/hy300qzat0#autoplay
この攻撃は、国境から50キロイスラエル内部で、これまでのヒズボラの攻撃の中で、イスラエル国内で最も深い地点を記録した。ヒズボラは、攻撃を認め、標的は、イスラエル空軍のラマット・ダビッド基地だったとの声明を出した。
その後もヒズボラはロケット弾約100発を発射。ハイファ近郊のキリアット・ビアリクに着弾し、アパートや車が、炎上し、崩壊している様子が入っている。(以下ビデオ)
破壊はかなり壮絶だが、負傷者は今のところ、3人と伝えられている。
ネタニヤフ首相は、ガラント防衛相とIDF関係者は、作戦会議を行い、特にハイファ地域住民に、行動制限の指示を出した。学校は休校、集会については、屋外は30人以下、屋内は300人以下としていた。
イスラエルは、レバノンのヒズボラ拠点をさらに攻撃すると言っている。地上軍が、北部へ集結する様子も目撃されている。
幸い今の所、死傷者の報告は最小限だが、ハイファのランバン病院は、いよいよ地下駐車場病棟へ移動する準備を始めたとのこと。
www.jpost.com/breaking-news/article-821184
石のひとりごと:北部に多いメシアニックの人々
ロケット弾が着弾した、キリアット・ビアリクの破壊とその周囲にいる治安部隊の写真を見ると、イスラエル側なのか、レバノン側なのかわからないほどの破壊の様相である。
キリアット・ビアリク、ハイファやその近郊には、メシアニック・ジュー(ユダヤ人でイエス・キリストを信じている人々)が多く住んでいる。
ロケット弾で、家が揺れているなどの報告はあったが、今のところ、被害を受けた人はいないとのこと。詩篇46,91、121、91、また以下の聖書のことばで祈っているとのこと
力強い信頼は主を恐れることにあり、子たちの避け所となる。(箴言14:26)