目次
UNRWA学校が戦場に
ハマスとイスラエルの一時停戦、人質交換に関する交渉は、これまでにないほどに前進があるのかないのか。。というニュースが続いている。
そうした中、ガザ全域では、ハマスとイスラエルの戦闘が激化している様相にある。
これに伴い、イスラエル軍は、ガザの市民たちに、南部海岸近くのアル・マワシなど人道地域へ避難するように指示しており、今も移動していく市民たちの様子がみられている。
主な戦闘地域は、南部ラファや、ガザ市シャジャイヤなどである。イスラエル軍は、ハマス戦闘員を殺害しながら、できるだけハマスの地下トンネルなどインフラを破壊している。
イスラエル軍によると、再結成しているハマスとイスラム聖戦は、以前よりももっと大胆に、UNRWA本部はじめ、学校など民間施設に拠点を置くようになっている。
これを証明するかのように、世界では、今週、イスラエルが、UNRWA学校や病院を攻撃しており、ガザ民間人26人が死亡したとのニュースが流れた。
アルジャジーラは、イスラエルがこれまでに学校4校を破壊したと主張する。
しかし、それでイスラエル軍が手を弾く様子はない。逆に、イスラエルは、UNRWAとその支援国に対し、UNRWAの職員でありながら、ハマス戦闘員やイスラム聖戦のメンバーであることが明らかなUNRWA職員(教師含む)108人の名簿とそのパスポート番号を送りつけた。直ちに解雇するよう、要求している。
ギャラント防衛相によると、ガザのUNRWA職員1万3000人のうち、少なくともその12%は、テロ組織と関係があり、このうち1468人は、ハマスかイスラム聖戦のメンバーである。
イスラエル軍によると、シャジャイヤでは、武装勢力150人が死亡。ギャラント防衛相は、10日、ハマス戦闘員の60%が死亡し、ハマス24大隊の大部分を無力したとの見方を語っている。
www.timesofisrael.com/liveblog_entry/gallant-60-of-hamas-terrorists-killed-or-injured/
石のひとりごと
イスラエルの死者数は1200人であるのに、パレスチナ人の死者数は、3万8000人(ハマス保健省データ)と、あまりの大差であるために、世界はイスラエルが、ジェノサイドをしていると非難している。
ホロコーストを通ったユダヤ人の国イスラエルが、異様なほどの被害者意識で、このような戦闘を行なっていると指摘する記事もある。筆者は、イスラエルという国はそこまで、心の弱い国ではないと思う。
本当に危険でないことに、ここまでの国民の命やコストをかけるほど、馬鹿な国ではない。
危険でないことがわかるやいなや、さっさと防衛体制を解除するのを何度も見てきた。実質を優先し、歯ぎしりしながら、何度も停戦もしてきた。
無論、絶対イスラエルに間違いがないとは思わない。しかしながら、イスラエルは小さな国であり、唯一ユダヤ人の祖国でもあり、今、これをなくす可能性がゼロではないと思うからこそ、今、ここまで戦っていると思う。
中途はんぱにやめるべきではないだろう。しかし、それで、ガザで死者は増え続けていることは否定できない。また、あまりにも長引いていることや、目標達成が見えないことから、軍や国民からも戦闘停止への要求が出続けている。
何がいったい正しいのか。今日も、全てを知っておられる全知全能の主が、イスラエルを見放さず、主がイスラエルを導く状態にあるように。