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イスラエルがガザの孤児約70人をベツレヘムへ移送:ドイツの要請により
チャンネル12によると、10-11日にかけて、イスラエル軍のエスコートにより、ガザの孤児約70人(3-15歳)が、西岸地区のベツレヘムへ搬送された。孤児には数十人の大人の保護者が付き添っていた。
搬送の経路は、ガザを出たあと南部タバを経由してイスラエルに入り、エルサレム北部フレンチヒルを経由して、11日午後6時ごろ国境を通過して、西岸地区に入ったとのこと。
この計画は、ガザのラファにある、SOS孤児の村という団体を支援するドイツ政府の要請により、イスラエルの首相府国家安全保障会議と地方行政の承認を受けて実施したものである。しかし、急を要していたのか、議論になることがわかっていたからか、戦時閣議の承認なしでの実施であった。
当然、これを聞いたベングビル氏など、強硬右派政治家たちは、大激怒。イスラエル人の人質はまだ返されていないのに、なぜこんなことをするのかと批判の声を上げた。強硬右派政治家たちは、ガザへの食料搬入にも反対していた。
また孤児たちを乗せたバスが検問所を通過していたとき、付近に住むギロ住民数人がこれを妨害する動きを見せていたもようである。
www.jns.org/idf-transfers-gaza-orphans-to-judea-at-berlins-request/
www.soschildrensvillages.org.uk/news/update-from-gaza-and-israel-mourning-the-death-of-young-people/
SOS孤児の村について
SOS孤児の村は、オーストリアで第二次世界大戦後の1949年にオーストリアで設立され、戦争で孤児になった子供たちの保護を行なっているNGO団体である。
設立から75年経った今も、世界130の国や地域で活躍している。
以下は特別のガザのページ
www.sos-childrensvillages.org/
ガザではこれまでに3万1000人以上が死亡したと言われている。このうち1万2000人以上はハマス戦闘員であるとイスラエルは主張しているが、それでも2万人以上の民間人が犠牲になったということである。ガザの人口の40%近くは子供である可能性もある。
また子沢山なので、孤児になった子供は2万4000人〜2万5000人ともみられている。(SOS孤児の村)
www.sos-childrensvillages.org/news/children-brought-to-sos-childrens-village-in-gaza