ガザ北部では、数百人のハマス戦闘員が投降しており、ハマスも解体寸前との見方もあるが、激しい戦闘は北部南部ともにまだ続いている。
特に、10月7日の奇襲拠点の一つとも考えられている北部ベイト・ハヌーンでの戦闘が報告されている。
ここでも膨大な数の武器やトンネルの摘発が、一般家屋から摘発され続けている。また、10月7日に関する資料や、ビデオも応酬した。
The IDF is continuing to find Hamas weaponry in homes in the Gaza Strip.
Troops of the Nahal Infantry Brigade discovered firearms, RPGs, explosive devices, and equipment inside buildings in a residential neighborhood of Jabaliya, the IDF says, publishing a video of some of the… pic.twitter.com/q9xI2n23AK
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) December 12, 2023
激しい戦闘で、戦死者はほぼ毎日報告されている。13日、新たに8人の戦死が報告された。エリート部隊として知られるゴラニ部隊の司令官レベルだった。
ゴラニ部隊大隊司令官トメル・グリンバーグ少佐(35)、ゴラニ部隊中隊長ロエイ・メルダシ少佐(23)、ゴラニ部隊中隊長モシェ・アブラム・バル・オン少佐、アキア・ダスカル軍曹(19)、ゴラニ部隊小隊長リエル・ハヨ少佐(22)、空軍ヘリコプター部隊中隊長のベン・シェリー少佐(26)、ロム・へクト軍曹(20)、戦闘工兵隊のオリヤ・ヤアコブ軍曹。8人のほかに3人が重傷とのこと。
これでガザでの戦死者は、113人となった。このうち、13人は、なんと、空爆や敵と間違われての友軍による誤爆で死亡。7人は、作戦中の事故で死亡している。
負傷兵は587人。このうち重傷が136人。中等度218人。軽傷321人。
新たに戦死したゴラニ部隊兵士以外は、多くが予備役で、普通の小さい子供がいるお父さんたちも少なくない。先日、戦死と報告したイタイ・ペリーさんは、笑顔で子供から「お父さんいなくてさびしい。怪我しないように。」と大きなハートマークとともに書いている手紙を持っていた。
イスラエルの軍隊は、多くの民間人からなっていることも知っておくべきだろう。
トンネルに海水注入開始か:イスラエル軍からの発表はなし
イスラエル軍が、海水を汲み上げてハマスの地下トンネルに注入する準備を、シャタイヤ難民キャンプ近くに準備していることが報じられていたが、12日、ウォールストリートジャーナルが、イスラエル軍がそれを開始したと伝えた。イスラエル軍からの確認の報告はない。
トンネルへの海水注入について、ハガリ報道官は、「いい考えだ」と言ったが、それ以上は何も言わなかった。トンネルには、まだ人質がいるかもしれず、環境問題にも大きな影響を及ぼす可能性が高いため、実施した場合は、さまざまな物議が伴うことになる。
www.timesofisrael.com/report-idf-has-begun-pumping-seawater-into-hamas-tunnels-in-gaza/