目次
エルサレム入り口バス停で銃撃テロ:イスラエル人3人死亡
30日朝、ハマスとの交渉がなんとか、休戦もう1日延長でまとまった直後、テルアビブからエルサレムに続く1号線そいラモット、エルサレム市内への入り口にあるバス停付近で、テロリスト2人による銃撃テロが発生した。
これにより、イスラエル人3人(24歳女性と高齢者)が死亡。6人が負傷した。テロリスト2人は近くにいた治安部隊が射殺した。
テロリストが使っていたのは、本格的なM16ライフルだった。
Surveillance camera footage shows the shooting attack at the entrance to Jerusalem this morning. Two people were killed, and at least seven others were hurt. Two off-duty soldiers and an armed civilian shot the terrorists dead. pic.twitter.com/CwucVb5IV7
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) November 30, 2023
周辺地域は、ただちに閉鎖され、他にテロリストがいないかの捜索が行われた。朝の時間帯に、エルサレムに入る唯一の主要道路である1号線が閉鎖されたので、多くの人が混乱に巻き込まれているもようである。アルーツ7によると、多くの人がショックで心理的ケアを必要としているとのこと。
www.israelnationalnews.com/news/381179
深刻な暴力の連鎖:テロ増加で西岸地区でもとりしまり強化の中
ハマスとの戦争が始まる前から、西岸地区では、ハマスやイスラム聖戦、それ以外の組織などテロへの懸念が高まっており、イスラエルは、毎日のように取り締まりとテロ計画、テロリストの摘発を行なっていた。
それは、との戦争が始まってから、また一時的な休戦に入ってからも継続されている。
ハマスとの戦闘が始まった10月7日以降だけで、イスラエル軍は、2000人を逮捕し(多くは取調べ後に釈放されたが、テロ関与で投獄される者もいる)、その際の戦闘で、パレスチナ人200人が死亡している。
側近では28日にも、イスラエル軍が、戦車と歩兵総勢100人でジェニンに入り、指導者とみられる(ハマスかどうかは不明)2人を射殺。17人を逮捕していた。パレスチナ自治政府の主張によると、この時の戦闘で、14歳と8歳の子供が死亡したとのこと。
www.timesofisrael.com/idf-kills-two-senior-terror-operatives-in-jenin-during-west-bank-raid/
これまでに死亡した200人のうち60%は銃火器か爆発物を持っていた者だが、テロに関与していないとみられる人もいる。アラブメディアのアルジャジーラは、イスラエルは、ハマスとの交渉で、パレスチナ囚人150人を釈放したが、133人を新たに逮捕したと報じていた。
西岸地区のテロへの動きを放置していたら、ガザのハマスと組んで、イスラエルを大規模に攻撃してくる可能性があるので、イスラエル軍としても対処しなければならない。
しかし、西岸地区では、過激入植者たちのパレスチナ人への暴力もあり、憎しみの連鎖が悪化しているということは間違いない。
こうした中へ、イスラエルは、ハマスとの約束にそって、テロリストをこれまでにすでに180人を西岸地区や東エルサレムへ釈放しているということである。
この者たちが前より危険になった上に、ハマスに感謝して協力者になっていく可能性は避けられないろう。写真は、西岸地区のナブルスでハマスを支持する人々の様子。
このエルサレムでのテロ事件は、そうした中で発生しているということである。とりなしを!