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シファ病院での戦闘開始：ハマスの投降を呼びかけ
ガザの議会を制圧し、ガザ北部の主導権を握ったイスラエル軍は、ハマス最大の司令塔があるとみられる、シファ病院敷地内での、“正確で焦点を絞る”とする戦闘にとりかかった。イスラエルはシファ病院の詳細情報を得ているということである。
IDF報道官は、病院敷地内へ侵攻するにあたり、Xを通じて、改めてこれがハマスとの戦闘であり、民間人は標的でないと強調。避難民には、最大限の避難を提供してきたことや、過去12時間の間に、ハマスに投降を呼びかけたが、残念ながらそうはならなかったと表明した。
最後に、今病院にいるハマスに対し、投降するようにと呼びかけている。
🔴 Operational Update:
IDF forces are carrying out a precise and targeted operation against Hamas in a specified area in the Shifa Hospital, based on intelligence information and an operational necessity.The IDF is conducting a ground operation in Gaza to defeat Hamas and…
— Israel Defense Forces (@IDF) November 15, 2023
以下のクリップは、病院敷地内ではないが、周辺市街地にあるハマス拠点を一掃するイスラエル軍の様子。相当な数の武器を押収している。
videoidf.azureedge.net/d2a70c30-466d-430f-a4dd-408181a2a102
シファ病院突入：保育器・人工呼吸器など搬入へ
報道官が言っているように、IDFは、シファ病院からの避難を最大限に支援、特別な回廊も設けて、避難民をできるだけ病院から出す努力を行っていた。病院への進軍前には、病院にいる民間人に危害を与えることが目的ではないと強調し、アラビア語ができる兵士たちと、医療部隊が同行していることを明らかにした。
さらには、戦闘と同時に、病院から要請のあった保育器や人工呼吸器、医薬品や乳児用食料をを病院に届けることを病院に連絡したとのこと。民間人の犠牲者、イスラエル軍に戦死者も出ないうちに、人質とハマス拠点を制覇・世界に公開できるように祈る。
イスラエルがガザへ燃料搬入に合意：UNRWAが搬入開始
ガザ北部をかなり制覇したからだろうか。イスラエルが、これまで徹底的に拒否していた、ガザへの燃料搬入に合意。UNRWA（国連パレスチナ難民支援機関）のトラックが搬入を開始した。UNRWAがこれを確認した。
テルアビブにロケット弾：イスラエル市民3人負傷
ガザからのロケット弾は、かなり回数が減っていたが、14日、イスラエル中央でもサイレンが鳴った。アイアンドームが迎撃したが、テルアビブでは、市民3人が負傷していた。20代男性が重傷。1人中等度、43歳女性が軽傷とのこと。
イスラエル兵2人戦死：計48人に
14日の戦闘で、戦死したイスラエル兵2人が発表された。ガザへの地上戦が始まって以来、北部情勢がエスカレートしている中で、戦死者は計48人となった。
オムリ・ヨセフ・ダビッド大尉（27）とヤディディヤ・アシャー・レビ大尉（26）
石のひとりごと
ハマスの打撃はだいぶ大きいのだろうか。それにしても、ハマスは、アメリカも背景にいるイスラエルに勝てると思ったのだろうか。
現地メディアの記事の中には、ハマスが、イスラエルへ侵攻し、最終的には西岸地区にまで至ろうとしていたと伝えるものがあった。文字通り、イスラエル全土を取ろうとしていたかのようである。
これを言っているのはイランである。ハマスは、イランに乗せられたのだろうか。おそらくハマスは、ヒズボラが、もっと協力すると思っていたのではないかと思う。
ヒズボラの参戦なしに、ハマスがイスラエルに勝てるはずはない。今後、ガザで戦闘が一段落するだろうか。ではしたときにどうなるのか。現時点ではだれも想像もできていない・・。
