5日、アメリカ軍は、地中海、紅海、ペルシャ湾、オマーン湾をカバーする任務で、オハイオ級潜水艦が中東に到着したと発表した。
オハイオ級というのは、弾道ミサイルや巡航ミサイルを搭載する大型の潜水艦で、核弾頭も搭載可能ということである。実際にどこへ到着したのかは明らかではないが、Time of Israelは、スエズ運河にいる見られる画像が公表されていると言っている。
アメリカは、イランとの緊張が高まっていた4月に、治安維持のために、中東にオハイオ級潜水艦を派遣したと発表していたとのことで、それがいよいよ到着したということである。
アメリカはすでに、空母2隻を中東に派遣しており、これに加わる形である。5日、アメリカ軍は、この発表とともに、核の搭載も可能なB1爆撃機の写真を公開していた。
On November 5, 2023, a U.S. Air Force B-1 Lancer begins aerial refueling from a KC-135 Stratotanker assigned to the 912th Expeditionary Air Refueling Squadron while conducting a Bomber Task Force mission over the U.S. Central Command area of responsibility. The mission was… pic.twitter.com/HQQn9EECIS
— U.S. Central Command (@CENTCOM) November 5, 2023
現在、ブリンケン米国務長官と、オースティン米国防長官がイスラエルに来ているが、5日には、バーンズ米情報局長官も到着。イスラエルとそのアメリカへの攻撃を強力に抑止するねらいがあるとみられている。
先月、シリアとイラクのアメリカ軍基地がイランに攻撃され、アメリカが反撃する事態になっていた。これを受けて、アメリカは、シリアのイラン革命軍拠点二箇所への空爆を行なっていた。
ブリンケン国務長官は、訪問先のバグダッドの空港で、「ガザでの混乱に乗じて、他の組織や他の地域から脅迫する者がいるが、絶対にそれはしないように」と釘をさした。