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我々は必ず勝つ:ネタニヤフ首相
10月7日以来、戦争に突入したイスラエルだが、今予想以上の国家的危機に直面し、これまでにないような一致団結の様相にある。3日の安息日入りにおいて、ネタニヤフ首相は国民にメッセージを発した。
ネタニヤフ首相は、「イスラエルの敵は我々を滅ぼそうとしている。しかしその試みは必ず失敗する。我々は勝利するまで戦う。それはハマスの殲滅と人質を取り返すこと、私たちの市民と子供たちのための治安を取り戻すことだ。」と語った。
また戦場で戦っている兵士たちについて、地上軍と空軍が協力し、休むことなくテロリストと戦っていると賞賛と感謝を述べた。
ブリンケン国務長官の訪問については、バイデン大統領とアメリカには感謝するとしながらも、人質解放が含まれない休戦には応じないこと、ガザ地区への燃料搬入も認めないとしたと、国民に伝えた。(燃料については上記の通りで、人道ではなくハマスが使うことになるため)
団結するイスラエルの人々:超正統派もすすんで従軍
ハマスとの戦争は、イスラエル人の心も生活も一変させてしまった。国内では、ガザ国境のキブツで行われた凄惨なテロ暴力と、人質に240人もとられていることに、人々の心は、今もショックに打ちひしがれている。
イスラエル国内では、1400人もの人が殺されたことで、葬儀の毎日だったが、最近では、従軍している兵士、しかも19歳、20歳といった若者の葬儀が続くようになっている。
倒れ込んでしまってもおかしくない状況だが、イスラエル人たちは、このショックと痛みを共有することで、これまでにない、一致と団結が生まれている。
1)超正統派3000人が進んで従軍
まず超正統派の若者たち3000人が進んで従軍している他、あらゆるボランティアに参加している点である。
これまで、超正統派が従軍しないと主張し、ずっと国内で争っていたことはお伝えしてきた通りである。ところが、今、イシバ(ユダヤ教神学校)では、現状は物理的、実際的なイスラエルの危機と認識し、皆で、詩篇130編を朗読して、イスラエル軍のあらゆるニーズに手助けしようとしているという。
主よ。深い淵から、私はあなたを呼び求めます。主よ。私の声を聞いてください。私の願いの声に耳を傾けてください。主よ。あなたがもし、不義に目を留められるなら、主よ、だれが御前に立ちえましょう。しかし、あなたが赦してくださるからこそあなたは人に恐れられます。
私は主を待ち望みます。私のたましいは、待ち望みます。私は主のみことばを待ちます。私のたましいは、夜回りが夜明けを待つのにまさり、まことに、夜回りが夜明けを待つのにまさって、主を待ちます。
イスラエルよ。主を待て。主には恵みがあり、豊かな贖いがある。 主は、すべての不義からイスラエルを贖い出される(詩篇130)
2)一般市民もできることでボランティア
イスラエル国内では、エイラットや死海のホテルが、南北国境から避難している人々を受け入れている。全人口の50%以上が、ホテルにいる人々を助けたり、支援物資を届けるなど、なんらかのボランティアに着手しているという。
エルサレムのホロコースト記念館ヤド・ヴァシェムは、教育施設を避難民の子どもたちの教室として開放している。ユースグループは、従軍に出た家族を助けるため、ベビーシッターをしたり、お弁当を届けたりである。
www.timesofisrael.com/with-adults-off-to-war-israeli-teens-are-stepping-up-in-their-communities/
エルサレムアッセンブリーや、さまざまなメシアニックジューの教会で、海外からの支援を集めやすいグループは、戦場にいる兵士に必需品を届けている。
www.jpost.com/business-and-innovation/opinion/article-770716
やはり、危機がくれば、より元気になるのがイスラエル人である。10月7日の残虐性と、世界の理解の無さ、反ユダヤ主義急増など、世界的な拒絶を経験したのだが、やはり、それに押し潰されてしまうような人々ではない。というか、押し潰されるという選択はないとユダヤ人たちはいうのである。
この今までにないほどの一致と団結に感動し、神戸のラビ・シュムリック(イスラエル人)は、メシアが来る日が近いとも言われていた。
11月6日(月)戦争から30日で国家祈りの日呼びかけ
11月6日は、ハマスとの戦争が始まってから30日になる日である。この日を記念して、国家をあげての祈り会をしようとする動きがある。
アメリカ系ユダヤ人で、イスラエル国籍を持つ国際的にも著名なジャーナリストで、イエスキリストを信じる福音派でもある、ヨエル・ローゼンバーグ氏が、そのHPで、イスラエルに第二歴代誌7:14を元に、国を上げて今こそ祈るときではないかと呼びかけた。
するとこれに右派ユダヤ教系の政治家たちが合意し、国会議員20人が、チーフラビなどに、これを呼びかけている。安息日明けに動きがあるかもしれない。そうなれば、ユダヤ教徒とクリスチャン指導者たちが、共に祈る時になる。
イスラエルを取り囲む敵がいる中で、ユダヤ人たちが一致するだけでなく、クリスチャンもともに祈る時が実現することになれば、これもまた注目すべきことである。
わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。(第二歴代誌7:14)
石のひとりごと
聖書を読んでいる人なら、地球温暖化で、災害と異常気象が続いていることからも、もう十分、終わりの日が近いことを感じさせらているだろう。
その上に、イスラエルをとりまく地政学的、霊的動きをみれば、その日がいよいよ近いことを実感させられる。ラビ・シュムリックが、「メシアが来るはず」と言っている通りである