9月9、10日とインドのニューデリーでG20が開催されたことはニュースでも大きく取り上げられていた。「一つの地球、一つの家族、一つの未来」というテーマの元で、岸田首相含め、G7諸国と、新興国、グローバルサウスの各国の首脳が集まった。
問題のロシアからは、ラブロフ外相が出席。中国からは、珍しく習近平国家主席が欠席し、李強首相が出席していた。
G20では、ロシアを名指ししないで、他国への侵攻を非難するなどして、なんとか合意、共同声明を出した形である。中国が、処理水問題で、日本を批判する言葉がなかったなどの話題が伝えられている。
この他、G20では、インドから中東、イスラエルを経由して、ヨーロッパに至る、鉄等ど船舶の組み合わせによる輸送路の構想(IMEC)で一致したと、バイデン大統領とモディ首相が発表した。
サウジアラビアを通過するだけでなく、イスラエルのハイファ港もそのルートに入っている。
このプロジェクトにより、貿易コストが削減されるだけでなく、新たな尾雇用も生み出せる、温室ガス排出量が削減できるとしている。さらには、中国の一帯一路構想にも対抗できるとしている。
あまりに巨大なプロジェクトなので、実現できるかどうかは不明だが、担当者が、今後60日以内にそのスケジュールを打ち出す予定と伝えられている。