目次
無政府状態でカオスのロッド市
アラブ人たちが暴徒化し、特別緊急事態宣言が発令されたロッド市。無政府状態に陥り、ユダヤ人もアラブ人も双方が襲われるようになっており、ユダヤ人男性(56)が運転中に投石され、重症に陥っている。これまでにシナゴーグと車両30台が燃やされた。
昨夜特別緊急事態宣言を発令した後、ネタニヤフ首相は、ロッド市を訪問。市民に向かって、「法がなくなるところには何も残らない。」と、落ち着きを取り戻すよう、呼びかけた。しかし、治安部隊は、近く戒厳令を発令することを検討している。
ユダヤ人もアラブ人も選ばないハマスのロケット弾
こうした中、11日から12日にかけて、ガザからロケット弾が断続的に降り注ぎ、テルアビブ、ベエルシェバにかけて広範囲にサイレンが鳴り響くこととなった。この中で、12日早朝、ロッド市にロケット弾が着弾。
車両を直撃して、父親であるカリード・アワードさん(53)が即死。その娘のディーンさん(16)は病院に搬送された後に死亡した。2人はアラブ人であった。ロッド市のやイール・レビボ市長は、「ハマスの攻撃にユダヤ人もアラブ人もない。」と述べて、アラブ人暴徒たちに静まるよう、呼びかけた。
Intial reports say 2 seriously wounded in a rocket impact in Lod. pic.twitter.com/Vbd5EaK7QR
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) May 12, 2021
ガザからのロケット攻撃の現状:性能悪く不発でガザ市民にも被害
イスラエル軍によると、ガザから発射されたロケット弾や迫撃砲などは、攻撃が月曜夜にはじまって以来、1050発だが、そのうち、200発ほどは、不発でイスラエルではなく、ガザ内部に着弾し、ガザの人々に被害を及ぼしているとのこと。
また、イスラエル領内に入ってきた850発のうち、市街地に着弾すると予測されたもの85−90%は、アイアンドーム迎撃ミサイルシステムが、撃墜している。したがって、イスラエルの市街地に着弾して被害を及ぼしているのは、これら全てをクリアした僅かなロケット弾だけである。
この現状であっても、イスラエルに被害が出ているので、ハマスが相当本気に、多量のロケット弾を一気に撃ち込んできているという事である。