23日からラマダン 2020.4.23

アルアクサモスク 出展:Wikipedia

イスラム教徒は、23日日没から、ラマダン(昼間は断食)に入る。期間は5月3日までの約1ヶ月。イスラムにとってはもっとも重要な例祭だ。この間、アラーの前に鎮まって、日中は断食し、日没になると、家族親族など大勢が集まって、毎晩、食事会開く。これは完全な密の状態である。

東エルサレムでは、検査も進んでおらず、特に集団感染が懸念されている。

イスラエルは、ラマダン期間中は、東エルサレムと、イスラエル国内のアラブ人居住地では、夜18時から午前3時まで、薬局以外のビジネスは閉鎖するよう指示した。

<世界のモスクの様子>

www.timesofisrael.com/muslim-world-tries-to-keep-ramadan-spirit-amid-virus-restrictions/

<エルサレムで、対コロナ・世界の宗教者合同祈り会>

www.jpost.com/israel-news/joint-prayer-for-world-health-unites-all-religions-in-jerusalem-live-625485

<石のひとりごと:からっぽの教会>

世界中で、いわゆる宗教とよばれるものの形がおおきく影響を受けている。ユダヤ教のシナゴーグ、イスラム教のモスク、キリスト教の教会、仏教の寺、どれも建物だけで、中はからっぽである。

教会や、モスクも、オンラインでつながっての新しい礼拝の形を模索している。多くのイスラム家庭も、今年は、ズームなどでオンラインでの礼拝、食事だという。こんなことになるとは、1月の時点で、いったい誰が想像できただろう。世界はほんとうに、新たな時代に入ったのだと実感させられる。

高原綱一郎先生が、今、あちこちの教会が空っぽになっている様子から、軽挙がきたらこんな様子になると言われていた。軽挙とは、世界が終わる前の艱難の時に、イエスを信じ、罪の赦しを受け取った人々を、イエスが天から迎えに来るという出来事である。

そのとき、教会はからっぽになるだろう。その軽挙で天にいけるように、ぜひ、キリストイエスの十字架と復活にある救いを受け取ってほしいと思う。これこそ、今、コロナ危機でいつ死ぬかもわからないときの、本当に必要な就活だと思う。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。