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本日民間人男性3人解放
本日2月1日(土)朝8時半(日本時間午後3時半)、4回目となる人質3人の解放が行われる。今回、解放されるのは、民間人男性で、キース・シーガルさん(65)、オフィル・カルデロンさん(54)、ヤルデン・ビバスさん(35)である。
以下はその中継。
キースさんは、イスラエルとアメリカの国籍も持っている人で、10月7日には、キブツ・クファル・アザで、妻のアビバさんと共に拉致されていた。アビバさんは、2023年11月に解放されている。
オフィルさんは、キブツ・ニール・オズで2人の子供とともに拉致されていた。2人の子供は、2023年11月に解放されている。
問題はヤルデン・ビバスさんである。ヤルデンさんは、今もガザに囚われている人質の中で唯一の幼児、アリエル君(5)とクフィルちゃん(1)の父親である。
妻のシリさんは、クフィルちゃんとアリエル君と一緒にハマスに連れされる様子がビデオで報じられ、人質の中でも象徴的な存在である。ハマスに拉致された3人とは別に、ヤルデンさんだけは、イスラム聖戦に拉致されていた。
シリさんと2人の子供たち3人は、第一段階で解放される33人の名前の中に含まれている。しかし、ハマスは、3人は既に死亡していると言っている。しかし、イスラエルは、確認できないとして、3人の状況を明らかにするよう、ハマスに要求したとも伝えられている。
しかし、合意では、まず女性と子供を解放することになっている中で、今回すでに男性が解放されることから、3人が生きている可能性が低くなったとも考えられるわけである。家族に「非常に厳しい状態」との見方を表明しているとのこと。
こうした中で、ヤルデンさんは解放されてくるということである。
釈放されるパレスチナ囚人90人:エジプトとのラファ検問所も開通へ
今回、イスラエルが釈放するのは90人である。(民間人1人につき30人)90人のうち、9人は終身刑、81人は長期服役中となっている。
今回も極悪テロリストたちで、1人は、2000年にラケルの墓の近くでイスラエル兵を殺害した者、2002年に、イスラエル人17人が死亡した、メギド交差点でのバス爆破テロを指揮した者などである。
www.ynetnews.com/article/bypu63cokx
人質解放と囚人釈放が進められる中、2月1日(土)には、ガザとエジプト野間の検問所が開通することになっている。ただし、当面は、ガザからエジプト方向だけである。
初日には、ハマス戦闘員で負傷者をエジプトへ移送する。1日30人で200人が移送されることになっている。
通過する負傷者は、エジプトとイスラエルが認めた者に限られる。*人数についてはメディアによって差がある。
また民間人負傷者や、避難民の子供たちなど人道的な理由での通過も進められていくとも予想されている。
Times of Israelによると、国境の管理については、今後、EUとパレスチナ自治政府が担当する。フランスやドイツなどが国境の警備に手を挙げているとのこと。
www.timesofisrael.com/gazas-rafah-crossing-set-to-reopen-saturday-to-be-run-by-pa-with-eu-monitors/