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イスラエルでは、木曜から金曜にかけての24時間における感染者が1650人とさらに記録を更新した。重症は、約10人増えて122人、呼吸器依存者は、39人だが、2人死亡して、死者の合計は348人。
これを受けて、政府は、本日午後1時から17日朝8時までの予定で、あらたに、エルサレムの超正統派地域、ベイトシェメシュ、ロッド、キリアット・マラキの5地域を”制限地域”にするよう指示した。実際には、地域ごとの状況により、制限の内容や、日数に違いがみられる。
www.timesofisrael.com/government-shutters-virus-hit-neighborhoods-in-5-cities-as-cases-hit-new-high/
<イスラエル軍参謀総長も隔離へ>
イスラエルでは、ベニー・ガンツ防衛相が、濃厚接触の疑いで、自主隔離となっているが、加えて、コハビ参謀総長も、近くにいた兵士の陽性が認められたことから、濃厚接触者として隔離となった。コハビ参謀総長が隔離に置かれるのは2回目。両者とも無症状で元気とのこと。
www.timesofisrael.com/idf-chief-enters-quarantine-after-exposure-to-coronavirus-carrier/
イスラエル軍では、8日、第一波の時の倍にあたる兵士のべ350人の陽性が確認された。ほとんどは無症状だが、軽い症状のあるものもいるという。この人々との濃厚接触者として、隔離に置かれているのは、コハビ参謀総長を入れて、約1万人にのぼる。
しかし、だれも実質の病人はいないので、基地を閉鎖などにはらならず、基本的な業務は継続するとのこと。
www.ynetnews.com/article/Skn3ruVJD
<医療体制は余裕:シャアレイ・ツエデックのジョナサン・ハレビ副院長>
エデルステイン保健相は、1日の感染者が2000人を超えたら、ロックダウンもありうると発言している。しかし、エルサレムのシャアレイ・ツェデック医療センターのジョナサン・ハレビ院長は、第1波のときより、医療体制は安定しているとして、それほど危険な状況ではないと述べた。
ハレビ院長は、感染する人の数は、3月4月の時より増えているものの、入院を要する患者、重症になる患者、呼吸器依存になる患者は少ないと指摘。シャアレイ・ツエデックにいるコロナ患者は、前回120人であったが、今は33人だという。
その原因として、妖精になる人の若年化、気候や、ウイルスの弱体化も考えられるといっている。また治療についても、かなり改善されており、ステロイドが普通に使われるようになり、回復も早くなったと語る。ハレビ院長は、冬も含めて今から数ヶ月後には、事態は改善するとの見通しを語った。
www.timesofisrael.com/dont-panic-israelis-shouldnt-be-too-worried-by-virus-surge-hospital-chief/